【サードパーティCookie廃止に伴う広告予算の動向調査】

サードパーティCookie廃止に伴う広告予算動向

マーケティング従事者463名を対象に、GoogleサードパーティCookie廃止の動きに対する直近1年のデジタルマーケティング予算、広告費用動向を調査しました。

調査結果の概要

  • 約6割が直近1年でデジタルマーケティング予算が「増えた」と回答

  • デジタルマーケティングの中で重要度の高い施策1位「コンテンツマーケティング」

  • サードパーティCookie廃止による広告予算変化「増えた」が半数、「変わらない」が約3割

  • サードパーティCookie廃止に向けた対策は約5割が実施

  • 対策1位「メガプラットフォームのCookieレス広告」

  • 約3割が「AI活用のマーケティング強化」をCookieレス時代に向け検討/実施

調査概要

  • 調査期間:2024年4月1日~5日
  • 調査方法:自社調べ(インターネット調査「fastask」利用)
  • 調査対象:全国マーケティング従事者463名(BtoB 72.8%・BtoC 27%・その他 0.2%)
  • 年齢:20~29歳(19.2%)、30~39歳(48.4%)、40~49歳(32.4%)

約6割が直近1年でデジタルマーケティング予算が「増えた」と回答

直近1年のデジタルマーケティング予算の変化を聞いたところ、約6割が「増えた」「どちらかといえば増えた」と回答しました。

デジタルマーケティング予算動向

デジタルマーケティングの中で重要度の高い施策1位「コンテンツマーケティング」

次に、デジタルマーケティング予算が増加傾向の中で、最も重要度の高い手法を聞きました。1位は「コンテンツマーケティング(46.2%)」、2位「SEO(38.4%)」、3位「SNSマーケティング(31.3%)」、次いで「動画マーケティング(30.5%)」であることがわかりました。

デジタルマーケティング施策重要度

サードパーティCookie廃止による広告予算変化「増えた」が半数、「変わらない」が約3割

デジタルマーケティング予算が増加傾向の中で、デジタル広告予算の変化について聞きました。Google ChromeでのサードパーティCookie廃止の動きがある中でも、広告予算は約5割が増加傾向で、約3割が直近1年での変動はないと回答しました。

Cookie廃止による広告費用変動

サードパーティCookie廃止に向けた対策は約5割が実施

続いて、サードパーティCookieの段階的廃止へ向けた対策状況について聞くと、対策している企業は約5割でした。一方で、約3割が対策していないと回答しています。

Cookie廃止対策状況

サードパーティCookie廃止に向けた対策1位「メガプラットフォーム(Google/Meta等)のCookieレス広告」

サードパーティCookieの段階的廃止に対する対策として、今後実施または検討していることとして、最も多い回答は「メガプラットフォーム(Google/Meta等)のCookieレス広告(63.5%)」でした。

Cookie対策方法

次いで「自社のゼロ/ファーストパーティデータ活用(47.4%)」、「デジタル広告以外のデジタルマーケティング施策強化(39.4%)」でした。

約3割が、「AI活用したマーケティング強化(33.7%)」と回答しており、今後よりマーケティングにおいてAI活用が活発になる傾向があることがわかりました。

まとめ

サードパーティCookieの規制により、リターゲティング広告やコンバージョンの精緻な計測が困難になります。今後は、ファーストパーティデータの活用や生成AIのマーケティング導入が進むことが予想されます。

同時にCookieレス時代には、ウェブ集客を補完する企業やサービス名といった指名検索の強化もより一層重要となり、SEO対策やコンテンツマーケティングといった手法の重要度がさらに高まっていきそうです。

ナイルのマーケティング相談室では、今後もマーケティングに役立つ調査を実施して参ります。

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