インデックス ステータスのデータがサイトのバリエーションに対応し、より正確に

Google ウェブマスター ツールのインデックス ステータス機能では、Google によってインデックスされた、サイトのページ数がレポートされます。以前は、HTTPS サイトのインデックス ステータスのデータは独立して表示されず、HTTP サイトのレポートにすべて含まれていました。しかし、ここ数か月の間に、ウェブマスター ツールを使用してウェブサイトのセクション(HTTPS を使用している場合など)ごとにインデックス登録された URL を追跡したいとのご意見をウェブマスターのみなさまからいただきました。

現在、URL 全体の約 10% が既に安全な接続を使用して HTTPS 経由でデータ転送を行っていることがわかっています。今後は、より多くのウェブマスターの方々がウェブサイトを HTTP から HTTPS に移行することを期待しています。Google では、サイトのインデックス ステータスのデータに関してウェブマスター ツールでの表示方法を改善しました。インデックス ステータス機能では、プロトコル(HTTP と HTTPS)別や、確認済みのサブディレクトリ レベルでインデックス登録されたサイト URL を追跡できるようになりました。

これにより、サイトの異なるセクションを簡単にモニタリングできるようになります。たとえば、次の URL は、それぞれ別々に確認を行った場合、ウェブマスター ツールのインデックス ステータス レポートでデータが区別されて表示されます:

HTTP
HTTPS
http://www.example.com/
https://www.example.com/
http://example.com
https://example.com
http://www.example.com/folder/
https://www.example.com/folder/
http://example.com/folder/
https://example.com/folder/

サイトの URL に HTTPS を使用している、または確認済みのサブディレクトリ(https://example.com/folder/ など)があるウェブマスターには、改善されたデータが表示されます。サブディレクトリのデータは、同じホスト名とプロトコルの上位レベルの確認済みサイトに含まれます。

ウェブサイトが HTTPS を使用している場合や一部のコンテンツが別のサブドメインでインデックス登録されている場合は、対応するインデックス ステータス レポートに変更内容が表示されます。下のスクリーン ショットは、HTTP と HTTPS のサイトのインデックス ステータスのグラフの例を示しています:

HTTP サイトのインデックス ステータス(減少)

HTTPS サイトのインデックス ステータス(増加)

上の図を見ると、インデックス ステータス グラフに「更新情報」(Update)という注釈が付いています。これは、このデータの収集の開始日を示しています。この変更によって、URL のインデックス登録方法や、ドメイン レベルでインデックス登録された URL の総数が影響を受けることはありません。ウェブマスター ツールに表示されるデータのレポートが影響を受けるだけです。

データを正確に表示するには、Google ウェブマスター ツールでサイトの既存の類似パターンすべて(www. あり、www. なし、HTTPS、サブディレクトリ、サブドメイン)に対して確認を行う必要があります。Google では、優先するドメインや正規 URL を適宜設定することをおすすめします。

サイトマップを送信する場合は、対応する URL を使用してウェブサイトの優先する類似パターンに対して確認を行う必要があります。なお、robots.txt ファイルはプロトコルやホスト名ごとに区別されて読み取られます。

今回の更新がウェブサイトのインデックス登録に関する問題の解決に役立てば幸いです。詳しくは、インデックス ステータスに関するヘルプセンターの記事をご覧ください。また何かご不明な点がありましたら、お気軽にウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください。