コンテンツによるリンク構築 – 究極のリンク構築ガイド3

トリック的なSEOの時代は終わり、これからはコンテンツがSEOにも効くということで、コンテンツマーケティングに取り組み始めているサイトも多いと思いますが、質の高いコンテンツを発信しているつもりでも、トラフィックにせよSEOにせよ思ったような効果が得られていない、というケースも多いのではないでしょうか。この章では、ウェブで人気を集めるためのコンテンツを考え、それを編み出していく手法を具体的に解説。WPのプラグイン解説もWPユーザーには参考になりそう。 — SEO Japan

質の高いコンテンツを投稿するだけで、自然にリンクが寄せられてくると誤解している人は多い。事実、毎日、星の数ほどのサイトが、質の高いコンテンツを配信しているものの、被リンクを1本も獲得することが出来ていない。現在の混雑したコンテンツの世界でリンクを獲得するためには、コンテンツを次のレベルに発展させる必要がある。そこでチャプター 3では、自動的に(もしくは少しの手助けを通じて)リンクが集まってくるほど質の高い、壮大なコンテンツを作成する方法を手順を追って説明していく。

既に上位にランクインしている作品を見つける

リンクベイトコンテンツを作成する前に、自分の業界で既に行われている取り組みを把握する必要がある。その方法を説明する。

まず、コンテンツの基盤となる、業界のキーワードを探し出す。一ヵ月に100人しか検索しないキーワードなら、業界を激震させる3000ワードの記事を書く意味はない。

はじめに、グーグルのキーワードツール(キーワードプランナー)を開き、サイトをSERPで上位にランクインさせたいキーワードを幾つか入力する:

「Match Types」(マッチのタイプ)で「Exact」(完全に一致)を選択する。.

すると、当該の分野で検索量の多いキーワードのリストが生成される。

「Local Monthly Searches」(地域の月間の検索回数)で並べ替える。

ダウンロードボタンをクリックし、「All search results」(全ての検索結果)を選んで、キーワードを.csvにエクスポートする:

この.csvファイルは、壮大なコンテンツを構築する際の土台となる。

次に、関係のない、あるいは、競争があまりにも激しいキーワードを除外していく:

SEMRushを使ってキーワードを探す

グーグルが導き出したキーワードが、あまりにも競争が激しいなら、あるいは、サイトとは関係がないものなら、優れた無料ツールのSEMRushを使って、競合者が既に上位にランクインしているキーワードを確認することを薦める。

アカウントを作成したら、サインインして、ダッシュボードにアクセスする。ページ上部のフィールドに競合者のドメインを入力する:

様々なチャートやグラフが生成されるが、ページの「Organic keywords」(自然なキーワード)の領域に注目してもらいたい:

グーグルのキーワードツール(キーワードプランナー)では表示されなかったユニークなキーワードが表示されることがある。上位にランクインしたいキーワードを全てコピーして、スプレッドシートに貼り付ける:

リストを仕上げたら、今度はターゲットのキーワードで既に上位に格付けされているページを確認していく。

検索回数が多い一つ目のキーワードのグーグルのトップ 10を確認しよう:

このページの多くは、ドメインのオーソリティ、そして、サイト全体の人気(閲覧する人が多ければ、リンクも多い)によってランクインしている点を忘れないでもらいたい。

ここでは、トップ 10のページを全てチェックして、さらに質が高いコンテンツを作るだけでなく、自然にリンクおよびソーシャルシェアをもたらすことを意識して、作成する必要がある。そのために次のステップに進んでもらう…

さらに良いコンテンツを作る(人間と検索エンジンのために)

大半のコンテンツ – 素晴らしいコンテンツを含む – は、さらにレベルアップするポテンシャルを秘めている。これから、上位にランクインしているコンテンツの穴を見つけ、さらに良いコンテンツを作るための方法を伝授していく。

上のキーワードの例を使って話を進めていく。試しに3位の結果を見ていく(http://www.seobook.com/archives/001792.shtml):

予想通り、これはオーソリティサイトが提供する最高の記事である。この記事に勝つのは至難の業である。しかし、品質、および、オンページのSEOの面で、この記事に打ち勝つことが出来る方法が幾つかある。

ワードプレスを開いて、壮大なコンテンツの計画を立案する。

オンページSEOの分析

まず、メタタグ、コンテンツの最適化を含む当該のページのオンページSEOを、Search Engine Analysisツールを使ってチェックする: http://www.seoworkers.com/tools/analyzer.html

上のURLにアクセスして、競合者のページのURLを入力する:

すると、ページのオンページSEOに関する詳細なレポートが提示される。

このページの場合、タイトルタグ内に完全一致のキーワードが掲載されていない(「link building」):

また、ディスクリプションタグも欠けている:

altイメージタグには、グーグルにページの内容の手掛かりを伝える情報(ターゲットのキーワードやLSIのキーワード)が含まれていない:

URL

出来ればキーワードをページのURLに盛り込みたいところだが、このページのURLには、キーワードが含まれていない:

これで、このページにオンページSEOで差をつけることが可能な4つの単純な機会が判明した。それでは、ワードプレスで、この4つのポイントから草稿の作成に着手していく。

ターゲットのキーワードを含むパーマリンクを決める。

イメージにキーワードが含まれたaltテキストを追加する:

キーワードをタイトルタグとディスクリプションタグに盛り込む:

これだけでは不十分である。大物と互角に渡り合いたいなら、さらに質の高いコンテンツを使って、挑む必要がある。

コンテンツの弱点を探す

次に、既に投稿されているコンテンツの改善点を見ていく。以下に私が実際に利用しているチェックリストを掲載する。

  • 時間

    既に配信されているコンテンツを倒す方法の中で、とりわけ容易な部類に入るのが、より新しい情報を提供するメソッドである。時間が経過しても影響を受けないエバーグリーンコンテンツ(デート等)が優勢を占めるニッチもあるが、大半の分野は、常に変化している。ページが作成された日時を把握するため、URLをコピーして、グーグルに貼り付ける:

    この記事は、同テーマの別の記事のアップデート版であった:

    このSEOBookの記事は割と新しいものの、SEOのような動きの早い業界では、常に最新のコンテンツが求められている。しかし、このリストをアップデートするだけでは十分ではない。それでも、多少の効果は見込める。

  • 驚かせる要素

    莫大な量、または、「驚かせる要素」によって、多くのコンテンツがリンクを獲得している。このSEOBookの記事の質が高いことは間違いないが、101点ものアドバイス、そして、戦略が重要な役割を担っていることは疑いようもない。 事実、このキーワードで上位にランクインしている別のページも、100+リストを提供している:

    この2つのページよりも遥かにボリュームの大きなリストを作れば、さらに目立つことが出来るかもしれない。200、300、さらには、500点のリンク構築戦略のリストを作ることは可能だろうか?500点の戦略やアドバイスを持つページなら、リンクが続々と寄せられてくるはずである。

    草稿にこのポイントを反映させる:

  • デザイン

    デザインは、リンク構築において、あまり取り上げられることない分野に入る。しかし、サイトのコンテンツをデザインを基に評価する人は多いため、実はとても重要である。

    このSEOBookのページは、プロフェッショナルなデザインを採用している。しかし、スクリーンショット、イメージ、そして、インフォグラフィック等の「おまけ」は用意されていない。そこで、さらに規模の大きなリストを作るだけでなく、- より優れたデザインを実現することが出来るなら、- リンクを稼ぎ出すことも夢ではない。

    ワードプレスで一からページをデザインすることも(プロのデザイナーを雇う必要がある)、あるいは、単純に多くのスクリーンショットを加えることも可能だ。無料でスクリーンショットを作るなら、Jingを薦める。矢印等分かりやすいアイテムを加えて、読者が簡単に理解することが出来るように工夫してもらいたい。Jingからスクリーンショットをワードプレスの投稿に加える際は、次のアイテムを盛り込むべきである:

  • 徹底した情報

    競合者のコンテンツを上回るために、さらに徹底した情報を提供する手もある。例えば、SEOBookの記事は、指示を幾つか与えている…しかし、一部のアドバイスと戦略に対して、さらに詳しい指示を与えれば、確実に価値は増す。

    草稿に「ステップ」と綴り、記事の中でステップを肉付けしていく。

コンテンツを作成する

コンテンツの概要は出来上がったため、次に大変な作業に着手していく: つまり、自然にシェアしたくなるような、成功をもたらすコンテンツを作成する段階である。ターゲットのキーワードのSERPが、巨大なリストで占められているとしても、同じパターンを採用しなければいけないわけではない。以下に、リンクを獲得した実績を持つその他のタイプのコンテンツを幾つか紹介する。

エキスパートのまとめ

当該の分野のエキスパートの意見を集める作戦は、多くのリンクを楽に獲得することが可能な方法の一つに数えられる。当該の分野のブロガーの見解を提供しているため、本人(そして、他の人達)はリンクを張らずにはいられない。

まず、大勢の人々が疑問に感じるトピック、あるいは、賛否両論のトピックを探し出す。SEO業界では、SEOの未来、ブラックハット vs ホワイトハット、ソーシャルシグナルの効力等のまとめは効果的である。また、教訓、面白い話、あるいは、___を改善する方法のまとめもまた有望である。

次に、AllTop.comとTechnoratiを使って、ピッチするブロガーを探す。

ここで役に立つのがAlltopだ。Alltopは、あらゆる分野の上位のブログとウェブサイトを集めた、能力に基づくディレクトリである。

http://alltop.com/にアクセスして、自分のサイトの分野を描写するキーワードを入力する:

Alltopは、選択肢のリストを用意している。関連する分野のブログの中には、ピッチ可能なブログもあるため、後程、提案されたリストを使って検索をかけてみることを検討してもらいたい。

とりあえずは、検索したキーワード「SEO」のみを取り上げていく。Alltopは当該の分野の上位のブログのリストを生成する:

次にTechnoratiのホームページ「http://technorati.com/」にアクセスする。スクリーン上部の「Blogs」ボタンをクリックして、Post(記事)ではなく、ブログに対する検索を行う:

キーワードを入力して、虫眼鏡ボタンをクリックする:

Technoratiの長所は、Alltopでは見つけることが出来なかった、部分的に関連するサイトを見つけることが出来る点である。

ホームページのPR、ツイッターのフォロワー数、その他の品質の兆候等を確認することも出来るが、必須ではない。AlltopとTechnoratiでリストアップされているサイトは、大量のトラフィックを獲得しており、潤沢なPRを持つ。このページにリストアップされた全てのページを連絡先の情報と一緒にスプレッドシートに手っ取り早くまとめよう。

あとは、まとめ記事に貢献してもらえるかどうか、一人一人、尋ねていく。

接触

当該の業界に参入したばかりなら、反応は薄いことを予測しておこう。チャンスを最大限に高めるため、次の実証済みのeメールのテンプレートを活用していく:

「ブロガーの名前」様(さん)

出来れば「自分のサイト名」のために「業界のトピック」に関する意見を聞かせて頂きたいと思います。現在、私のサイトでは、意見をまとめて提示する取り組みを行っているのですが、「業界のトピック」に関する考えを聞かせて頂けないでしょうか?

そこで、次の質問に答えて頂けると助かります:

[質問]

当然ですが、「ブロガー」様/さんのサイトに向かうリンクを掲載させて頂きます。

宜しくお願い致します。

[自分の名前]

究極のガイド

究極のガイドを作成する取り組みは、お馴染みのリンク構築戦略である。どのサイトよりも徹底的に詳しい情報を提供することで、当該の話題に触れる際に自然にリンクを張ってもらえるようになる。

究極のガイドを作るのは簡単ではない。身を粉にして作業に臨まなければ、ここまで包括的で、有益な作品を作ることは不可能である。

まず、しっかりした、究極のガイドが存在しない分野を見つける必要がある。Topsy.comを訪れ、次の用語で検索を実施していく:

  • 究極のガイド + キーワード
  • 最強のガイド + キーワード
  • 手順 + キーワード

左側のサイドバーから「All Time」(今まで)を選択する:

続いて、「Links」でソートする:

リストに目を通し、倒せそうな究極のガイドを見つける:

このリストにはアンカーテキストに関する作品は挙げられていなかった。SEOにおけるアンカーテキストの重要性を考慮すると、絶好の機会だと言えるだろう。念の為、私は同じクエリをグーグルで検索した。ただし、グーグルではより具体的なキーワードを使って、検索をかけている:

グーグルでは、30位以内には、このトピックの究極のガイドは表示されなかった:

良い傾向だ。アンカーテキストを理解するために必要なあらゆる情報をまとめる作品は一つも見られない。

次に実際に究極のガイドを作成する方法を紹介する。

まず、既に存在する最高のコンテンツを探し出す。このコンテンツは参考資料となる。当該の業界をリードするブログを訪問し、キーワードを入力する:


素晴らしい作品に巡り合えたようだ。その他の優れたサイトでも同じプロセスを繰り返すか、もしくは、グーグルを利用して、最高のコンテンツを探す作業を続ける。

全てのコンテンツを読み、ワードプレスで概要を策定していく。当該の記事が見過ごしている情報のギャップを埋めていくことを心掛けてもらいたい:

続いて、空欄を埋め、見つけた参考情報を明記したら、後はリンクが自然に集まってくるだろう。

クイズ

クイズは、ユニークであり、インタラクティブであるため、多くのリンクをもたらす傾向が見られる。http://theoatmeal.com/quizzesのクイズのように、クイズは、風変りであり、楽しいコンテンツである点を忘れないでもらいたい。ある人物の経歴をクイズで紹介することも出来る。あるいは、知識を試す、従来型のクイズも有効である。

ここでは、SEO関連のクイズを作ると仮定する: 「ホワイトハットですか?それともブラックハットですか?」

ワードプレスのダッシュボードにアクセスして、「plugins」(プラグイン)タブをクリックする。

「Add New」(新しいプラグインを加える)をクリックする:

検索バーに「Quiz」と入力する:

リストから「Wp-Pro-Quiz」を選択する。

続いて、プラグインを有効にする。ワードプレスのダッシュボードのサイドバーで「WP-Pro-Quiz」をクリックする:

次にクイズのタイトルを入力する。

クイズの説明を行う。

「Save」(保存する)をクリックする。

カーソルをクイズのタイトルの下に移動させ、「Questions」をクリックする。

次に「Add Question」(質問を加える)をクリックする:

この類のクイズでは、答えに応じて、特定のポイントを提供するべきである。

「Different points for each answer」(答えに対して異なるポイントを与える)にチェックを入れる。

続いて、一つ目の質問を作成する:

「Multiple Choice」(複数の選択肢)を選択する:

回答を作成する。クイズによっては、「正しい答え」が存在しない可能性がある。例のクイズでは、特定の答えを「Correct」(正解)(ホワイトハットの答え)、その他の答えを「incorrect」(不正解)と考えることが出来る:

もしくは、選択肢ごとに異なるポイントを与え、ポイントの合計に応じて成績を決めることも可能である。

一問目の質問を作成したら、「Save」をクリックする:

同じ作業を繰り返し、10-20問作成する。その後、プラグインのダッシュボードに戻り、クイズの下の「edit」(編集)をクリックする:

次に「Results Text」(結果のテキスト)欄を埋め、参加者の成績を伝える:

最後にクイズの名前の横に掲載されているショートコードをコピーする:

そして、ブログの記事に貼り付ける:

記事を投稿すると、クイズは記事に表示される:

リンクを獲得する

これで、競合者の取り組みをチェックし、競合者のコンテンツを一蹴するコンテンツを作成したことになる。次に、出来るだけ大勢の人達に見てもらえるように工夫する。コンテンツを見る人が多ければ多いほど、多くの被リンクを獲得することが可能になるためだ。コンテンツの投稿後の3日間が、リンクおよびソーシャルシェアを獲得しやすい時期である。

ソーシャルメディアの既存のフォロワーへ通知を行うと、壮大なコンテンツに関する口コミを容易に得ることが出来る。ただし、これは平均的な記事ではないため、ツイッターの接触戦略をいつも以上に工夫する必要がある。

まず、大勢のユーザーにリツイートしてもらえるように、ツイートを投稿する日時を決める: 通常、平日の午後5時(東部標準時間)が有効である。

無料で、ツイートをパーソナライズさせること可能な、Tweriodで確認することを薦める。

http://www.tweriod.com/にアクセスし、「Sign Up With Twitter」(ツイッターを使ってサインアップする)ボタンをクリックする:

次に、このツールが、ツイッターのアカウントにアクセスする行為を許可する。

すると、フォロワーのアクティビティに応じて、ツイートを投稿する適切な時間を教えてもらえる:

当然ながら、このデータは、通常の午後5時東部標準時間よりも、精度が高い。

次に、適切なタイミングで確実に投稿するため、Bufferを利用する。

はじめに、ツイッターのアカウントを使って、ログインする。

スクリーン上部の「Share」ボタンをクリックする:

メッセージを入力し、「Buffer」をクリックして、ツイートを投稿するタイミングを決める:

必要に応じて、Bufferのスケジュールを変更し、Tweriodから受信したタイミングの情報にマッチさせる:

有料スタンブル

StumbleUpon(スタンブルアポン)の「Paid Discovery」(有料ディスカバリ)プログラムは、最新の壮大なコンテンツに対して、電光石火のスピードでビジターを集める力を持つ。料金は5セント~に設定されており、少ない投資で大勢のビジターを獲得することが可能である。また、そのうちの多くが、自然にコンテンツをスタンブル、ツイート、そして、いいね!してくれる…その結果、被リンクが増える可能性がある。

まず、https://www.stumbleupon.com/pdにアクセスして、アカウントを作成する:

「Create New Campaign」(新しいキャンペーンを作成する)をクリックする。

コンテンツのURLを入力する。

予算を設定する。軌道に乗せるため、数日間キャンペーンを行うべきである。

キャンペーンに名前をつける。

スタンブルアポンは、自動的に最も反応が良いと思われるユーザー層にターゲットを絞る。念には念を入れたいなら、「Audience」の下にある「Edit」(編集)ボタンをクリックして、コンテンツに最も適するユーザー層および関心の情報を選択することも可能である。

「Save and Review」(保存して、見直す)をクリックする:

次に「Create Campaign」(キャンペーンを作成する)をクリックする。

以上。

Scoop.itを使って見てもらう機会を増やす

Scoop.itは、強力なコンテンツキュレーションサービスである。また、バイラル化させるために必要なプッシュをコンテンツに与える力も持つ(しかも無料)

まず、アカウントを作成する。Scoop.itページの上部にある「My Topics」(私のトピック)を選択する。

コンテンツの内容に関連するトピックにする必要がある。

次に、自分のコンテンツの内容に関連する、Scoop.itのページを持つキュレーターを検索する。

閲覧数が多いユーザーに特に注目してもらいたい:

ツイッターのフォロワーの人数も重要である(多くのScoop.itのヘビーユーザーは、スクープしたコンテンツをツイートする傾向がある):

ページの右側にある「Follow」ボタンをクリックして、当該のキュレーターをフォローする。

フォロワーを数名獲得したら、自分のコンテンツをスクープしていく。
「New Scoop」(新しいスクープ)をクリックする。

「Create Your Own Scoop」(自分のスクープを作る)を選択する。

続いて、コンテンツのURLをコピーして、貼り付ける。

Scoop.itでは、コンテンツを投稿する場所を指定することが出来る。フォローするキュレーターの一人を選ぼう:

「Suggest」(提案する)をクリックする。

これでコンテンツが当該のキュレーターに送信されたことになる。キュレーターに認めてもらえると、スクープページでコンテンツが投稿される。

サイトへの接触

コンテンツを取り巻く状況が落ち着き、勢いが収まったら、アウトリーチ(接触)を始め、質の高いリンクを幾つか獲得する試みを行う。

リンク集は、リンク構築の手法として、過小評価されることが多い。 しかし、リンクを張る機会を窺っている、同分野のサイトのオーナーを他にどこで探せばいいのだろうか?「リンク集」とは、その週に投稿された優れたコンテンツにリンクを張るブログの記事のことを指す。

リンク集を探す

簡単に自分の分野のリンク集を検索するためのクエリを幾つか紹介する。

  • リンク集 + 分野
  • 金曜 リンク集
  • 週 リンク集

去年等、期間を設定して、アクティブなリンク集のみを調べるべきである:

有望なリンク集を見つけた:

どうやら毎週金曜日にこのブロガーはリンク集を投稿しているようだ:

次に、このブロガーに接触し、自分のコンテンツを提案する。



初めまして、ジェイソンさん

毎週、このリンク集を楽しみにしています。その週の大きな出来事を把握することが出来るので、とても便利です。

さて、先ほど私自身のサイトにコンテンツ、その名も「アンカーテキストの最適化 – 究極のガイド」を投稿しました。ジェイソンさんのブログの読者にも気に入ってもらえると思います。

次のURLで確認することが出来ます。「URL」

今後も素晴らしいリンク集を期待しています。

「自分の名前」

何も見つからなかったら – あるいは、もっとリンク集が必要なら – 密接に関連する分野のリンク集を探そう。

後は、このプロセスを繰り返していく。

これは若干本道から外れているものの、効果は絶大である。競合者にリンクを張ったサイトを確認し、…競合者のリンクを自分のサイトへのリンクに変えてもらう手法である。この手法の効果が高いのは、同じトピックに関する情報源にリンクを張りたいことが既に分かっているためだ(実際に既にリンクを張っている)。後は、自分のコンテンツの方が優れている点を理解してもらうスキルにかかっている(後程詳しく説明する)

まずは、ターゲットのキーワードの検索結果で、トップ 10から2つか3つページを選択する。

そして、Open Site Explorerに入力する。

「only external」(外部のみ)を選び、Filterボタンをクリックする。


次に、結果を一つずつチェックし、リンクを自分のリンクに交換する(あるいは、単純に自分のコンテンツを加えてもらう)機会を探し出す。

可能性のあるページが一つ見つかった:

この記事は3年前に投稿されたものであり、アップデートする必要がある点は明白である:

自分のリンクを掲載してもらうため、リンクを張っているコンテンツよりも、新しい情報を持っている点をブロガーに伝えると成功する確率は高くなる。サイトのオーナーは、時代遅れの情報源にリンクを張っていることに気づかない場合が多い。

サイトのオーナーに連絡を取り、新鮮で、最先端を行くコンテンツを持っている点を伝えよう。

反応してくれる人は1割に満たないかもしれないが、1割の古い、多くのリンクが寄せられたページは大量の信頼性とオーソリティをサイトにもたらしてくれるはずである。

これで、コンテンツマーケティングのエキスパートを名乗ることが出来るようになった

ただし、リンクの構築を自分のサイトのコンテンツのみに頼る必要はない。チャプター 4: 被リンクの投稿では、 簡単にリンクを投稿する方法(しかも強力)を紹介していく。

究極のリンク構築ガイド


この記事は、Quick Sproutに掲載された「The Advanced Guide to Link Building : Chapter 03」を翻訳した内容です。[G+]

投稿者:

SEO Japan

002年開設、アイオイクスによる日本初のSEOポータル。SEOに関する最新情報記事を多数配信。SEOサービスはもちろん、高機能LPOツール&コンサルティング、次世代SEOに欠かせないインフォグラフィックを活用したコンテンツマーケティング等も提供。 SEOブログながら、ウェブマーケ全般。アドテク、ソーシャル、スタートアップ、インフォグラフィック等。