サイトリニューアルの失敗例6選!失敗する理由とは?

サイトリニューアル 失敗

サイトリニューアルは時間もコストもかかる一大プロジェクトです。ユーザビリティを向上させてサイト効果を改善するためにも、大きな失敗は許されません。

そこで今回は、サイトリニューアルの反面教師にしてもらうために、よくある失敗例や失敗する代表的な理由について解説します。

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サイトリニューアルの失敗例6選

サイトリニューアルによくありがちな失敗例を6つ紹介します。これらの失敗をしてしまわないよう、計画段階から十分に考慮するようにしてください。

サイトリニューアル 失敗

1 デザインしか刷新していない

古くなったサイトデザインを新しくリニューアルすることは重要です。しかし、コンテンツの配置や内容、SEOなどを見直さず、デザインのみを刷新してもあまり意味はありません。あまりにも古臭いデザインからトレンドのデザインにリニューアルすれば、直帰率を減少させることができるかもしれませんが、単なるデザインリニューアルではユーザビリティが向上せず、集客面でも効果がないのです。

ユーザビリティはコンテンツの配置や内容、サイト内導線などが影響し、集客面はSEOの内部対策やコンテンツマーケティングなどが大きく影響します。デザインを刷新するのに合わせて、サイトの構造や内容自体もリニューアルするようにしましょう。

また、デザインを重視するあまり、画像や動画を多用して表示速度が遅いサイトになることも避けなければなりません。サイトの表示速度が遅いとユーザーが離脱しやすくなるだけでなく、SEO面でも評価が下がってしまうため、検索エンジンの上位表示を狙いづらくなってしまいます。デザイン性と実用性のバランスも考慮するようにしてください。

2 ユーザビリティが悪い

「必要な情報が見つからない」「ページ遷移が多すぎて面倒くさい」「会員登録フォームや問い合わせフォームの入力情報が多すぎる」といったサイトの使いづらさは、ユーザビリティを大きく毀損します。どれだけデザイン性が優れていても、使いづらいサイトは離脱を招いてしまいます。

そもそもサイトリニューアルは、旧サイトを使い慣れた既存のユーザーにとって抵抗感が出やすいものであると言えます。使い慣れたサイトがさらに使いづらくなってしまうと、新規ユーザーだけでなく既存ユーザーの離脱にもつながりかねません。既存ユーザーに「リニューアルされて見やすく、使いやすくなった」と思ってもらえるようなサイト作りを目指しましょう。

3 旧サイトの課題が解決されていない

サイトリニューアルの基本的な目的は、サイトの課題を改善してサイト効果を高めることにあります。旧サイトで使いづらかった原因がリニューアル後もそのままでは意味がないのです。

改善すべきサイトの課題を見極める際、Web担当者の感覚だけで判断してしまってはいけません。普段からサイト運用で使い慣れているWeb担当者の感覚だけでは、見つけられない課題もあるからです。サイトの課題分析を行う際は、必ずアクセス解析ツールなどを用いてデータに基づいた判断を行いましょう。また、社内メンバーや実際のユーザーなどにインタビューを行い、定性的な課題のデータを集めるのも有効です。

4 SEOが考慮されていない

SEOはコンテンツ内のキーワード戦略だけでなく、HTMLなどを使用した内部構造にも関わってくるものです。サイトリニューアルはSEOを実施する絶好のチャンスであり、この機会を逃すわけにはいきません。キーワードを戦略的にコンテンツに含めて、タグや表示速度、モバイルフレンドリーといった面も考慮して対策をしましょう。リニューアルをきっかけに検索結果で上位表示される可能性は十分にあります。新規ユーザーを集客し、PV数やコンバージョン数などを伸ばすためにも、必ずSEOを実施すべきです。

下記の記事でもサイトリニューアルにおけるSEOの失敗例をご紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

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5 競合他社のサイトに似すぎている

使いやすく見た目もよい競合他社のサイトをマネしたくなる気持ちはわかりますが、ただ似せるだけでは失敗のもととなってしまいます。サイトのデザインやコンテンツは、企業や商材の強みを最大限に活かしたものにしなければ、ユーザーに魅力が伝わりません。

また、近年は盗作や著作権侵害に対して厳しい目が向けられており、競合他社のサイトに似すぎていることで炎上につながってしまうリスクも存在します。サイトリニューアルでは他社の良いところを参考にしながら、自社ならではのオリジナリティをアピールするようにしましょう。

6 運用・更新がしづらい

サイトはリニューアルして終わりではなく、運用・更新こそが重要です。リニューアル後にも定期的にコンテンツを更新し、情報発信してこそ価値が上がっていくものです。サイトの運用・更新がしづらいシステムを構築してしまうと、サイト運営がおっくうになり、更新が滞ってしまったり、運用工数が増えて生産性が低下してしまったりすることになります。サイトリニューアルでは運用面も考慮したシステムを構築しましょう。

サイトリニューアルが失敗する理由

次に、サイトリニューアルが失敗してしまう理由について見ていきましょう。

サイトリニューアル 失敗

1 サイトリニューアルの目的があいまい

サイトリニューアルは、ただ単にデザインを新しいものにするのではなく、サイトが抱えている課題を解決することが目的です。集客力が低い、コンバージョン率が低いなど、課題はサイトごとにさまざまあるはずです。課題をしっかりと抽出し、目的を持ってリニューアルに臨むようにしましょう。目的が定まっていれば、そこから逆算して、リニューアルによって達成すべき数字やリニューアルが必要な箇所も明確になってくるものです。「何となくサイトが古くなってきたのでリニューアルをする」では、リニューアルを成功に導くことは難しいでしょう。

2 課題分析が不十分

リニューアル前のサイトのどこに課題があるのか、その課題分析が不十分な場合も、サイトリニューアルで失敗する一因です。

例えば「現状のサイトではあまり成果を生み出せていない」と感じた場合には、そもそも訪問者数が足りていないのか、訪問者は多いものの成約に結びついている数が少ないのかなど、課題の原因となっている部分を細かく分析するようにしましょう。そして、その課題を解決するために、リニューアルを行っていかなければなりません。現在抱えている課題を無視してリニューアルをしても、効果が改善するどころか、悪化してしまう可能性もあります。

リニューアルの目的や課題抽出に関しては、以下の記事も併せてご覧ください。

3 制作会社に丸投げする

制作会社に、課題分析やサイトリニューアルの方向性まで丸投げにすることはおすすめできません。自社の商品やサービスに関する知識や特性を細かく把握しているわけではないからです。

自分たちのことは自分たちが一番詳しく知っているものです。細かな部分は制作会社に任せつつも、リニューアル内容の決定権はしっかりと自分たちで握って舵取りをしてください。

4 SEOに対する認識・知識が弱い

SEOは長期的・安定的に集客を高めることができる集客施策の最善策といえます。先ほどの失敗例でも「SEOが考慮されていない」ケースをお伝えしましたが、そもそもSEOの認識や知識に乏しいため従来のサイトでもSEOを実施しておらず、リニューアルにおいても特に手を打っていない。そうだとすれば、改善効果を得ることは困難でしょう。 むしろ、以前のサイトで自然と積み上げていた検索システムからの評価を引き継げず、アクセス数が低下することも考えられます。サイトリニューアルにあたり、SEOを取り入れることをお勧めします。

下記の記事は、SEOの仕組みからわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。

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一つひとつの課題に真剣に取り組もう

サイトリニューアルの失敗の原因はさまざまですが、一つひとつの原因は決して大きなものではなく、正しく対策をすれば回避できるものばかりです。細かな部分にもしっかりと意識を向けて、丁寧な仕事をするように心がけてください。そうすれば、リニューアルを成功へと導き、大きな効果を実感することができるようになるはずです。

なお、ナイルでは、豊富な経験・データに裏付けされたコンサルティング力で、サイト改善の支援が可能です。大きく3つのステップに分けて、対応させていただきます。

  • 調査・設計:現状のヒアリングやKPIの設定、ツールの導入などを行う
  • 分析:アクセスやヒートマップの分析、ユーザー行動観察などを行う
  • 改善:施策の効果検証や定例レポーティング作成、継続施策の提案などを行う

状況をヒアリングした上で、段階的にサイト改善を行っていきます。ぜひ、お気軽にご相談ください。

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