リスティング広告の王道・Google広告を始めるための基礎知識

リスティング広告 Google

「Googleのリスティング広告について知りたい」
「Googleのリスティング広告を配信するのにかかる費用は?」

このような疑問を持つ方に向けて、本記事ではGoogleのリスティング広告の概要や費用、始め方をまとめました。Google広告で失敗しないための3つのポイントもお伝えするので、ぜひご一読ください。

また、リスティング広告と同じく検索ユーザーの集客方法として「SEO」があります。リスティング広告と並行して行いたい施策の1つです。SEOについては本記事でも触れていますが、具体的な成功事例や実践ノウハウについては「SEOの成功事例・成功法則」の資料でまとめています。ぜひ以下からダウンロードしてください。

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Googleのリスティング広告とは

「Googleテキスト広告」は、ユーザー数世界一の検索エンジン「Google」が提供している、もっとも代表的なリスティング広告です。以下の画像のように、Googleで検索すると出てくる「広告」の表示がついたリンクが、Googleリスティング広告です。

リスティング広告 Google

リスティング広告については、以下の記事で基礎から解説しています。「そもそもリスティング広告とは何か」から確認できるので、あわせて参考にしてください。

内部リンク:リスティング広告とは

Google広告にかかる費用の目安

Google広告には、最低出稿金額が定められていません。そのため、いくらからでも広告を配信できます。初期費用などもありません。広告を配信して、クリックされた数だけお金がかかります。

中小企業がGoogleリスティング広告にかけている費用は、10~100万円程度となるでしょう。しかし、商品・サービスやそれぞれの会社の予算によって費用は大幅に異なります。あくまで目安の金額として覚えておいてください。

Google広告のやり方・始め方を8STEPで解説

ここからは、Googleリスティング広告を始める全体の流れを解説します。Google広告は、以下の8ステップを踏むことで開始できます。

STEP
項目
詳細
1
アカウントを作る
Googleの広告を配信するための「Google広告アカウント」を作成。
2
リスティング広告の内部構成を考える
リスティング広告を構成する5つの要素「アカウント・キャンペーン・広告グループ・広告・キーワード」をどのように組み合わせるか考え、それぞれ設定。
3
入稿作業を行う
実際にユーザーが見る広告内容を入稿。
4
予算を設定する
広告に1日どの程度の費用を支払うのかを設定。
5
広告費用の入金・入金設定を行う

広告費用を支払うためのクレジットカードまたはデビットカードをGoogle広告に登録。

※Google広告の費用は基本的に後払い方式です。

6
ウェブサイト(LP)にタグを設置する
ウェブサイト(LP)に、ユーザーがどの広告経由でサービス購入や資料請求などを行ったのか確認するためのタグを設置。
7
広告の審査が通っているか確認する
入稿した広告の審査結果を確認。不承認の場合は修正。
8
広告の掲載を開始する
すべての対応が完了し、広告が「承認済み」になっていれば、広告の配信を開始。

すべての項目について、詳しくは以下の記事で解説しています。Googleリスティング広告を実際に始めるのであれば、ぜひ参考にしてください。

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Google広告を始める際に意識すべき3つのポイント

ここからは、Google広告を始める際に意識しておくべきポイントを3つお伝えします。ひとつずつ確認していきましょう。

リスティング広告 Google

1 広告を出稿する目的や目標数値を決めておく

広告を出稿する際は、目的や目標数値を決めておくことが大切です。わかりやすい目的・目標数値を設定しておくことで、広告の効果の良し悪しを簡単に判断できるためです。

■目的の例

  • 商品の購入数を増やしたい
  • サービスの問い合わせ数を増やしたい
  • ホームページに集客したい

■目標数値の例

  • 広告費用○円以内で商品を1つ購入してもらう
  • 広告費用○円以内で10件の問い合わせを獲得する
  • 広告費用○円以内で1ヵ月に○人からのアクセスを獲得する など

また以下のように、全体の予算から目標数値を決めることもできます。

  • 1ヵ月に何個の商品を購入してもらいたいかを決める
  • 1ヵ月あたりの広告予算を1ヵ月に購入してもらいたい商品個数で割る
  • 商品1個購入あたりの目標数値が算出される

例えば、広告予算1ヵ月あたり10万円で、1ヵ月に商品を100個購入してもらいたい場合、目標数値は広告費用1,000円以内で商品を1つ購入してもらうことになり得ます。

2 常に情報収集のためのアンテナを張っておく

Google広告は、新機能の実装やアップデートが比較的早いため、常に情報収集のためのアンテナを張っておきましょう。広告の仕組みに沿って運用をすることが、効果の改善につながるためです。情報収集は公式サイトを確認するのが確実ですが、SNSで広告代理店や広告運用者のアカウントをフォローしておくと、情報収集を習慣化しやすく効率的です。

3 仮説を立て検証を繰り返す

リスティング広告に限らず、広告の運用は「仮説を立てて検証する」を繰り返して改善していくことが大切です。当たり前ですが、広告は配信してみるまでその結果がわかりません。そのため、「この広告を出したら消費者はこのような反応をするのでは?」と仮説を立ててみてください。そして実際に配信をして、仮説と結果を比較します。その上で「結果と仮説にズレはあるか」「ズレがある場合はどのように埋められるか」と、さらに仮説を立て、再び検証を行う…といったことを繰り返して改善していきます。

リスティング広告 Google

■具体例

「テニス シューズ 履きやすい」というキーワードで広告を出稿する場合

  • 仮説:このキーワードで検索するユーザー層は、「テニスを始めたばかりの人」「ライトなテニスプレイヤー」である
  • 検証:初心者向けの広告文を配信してみる(例:初心者にもオススメ!履きやすいテニスシューズ)→配信結果から仮説が合っているかどうか確認。
  • 費用対効果が良い場合:同じユーザー層に向けた広告文やキーワードのバリエーションを増やす
  • 費用対効果が悪い場合:新たな仮説を立てて再び検証を行う

Googleのリスティング広告とSEOの比較

ここからは、リスティング広告とよく比較される集客施策「SEO」についてお伝えします。SEOとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにウェブサイトの内容を理解してもらえるよう最適化することです。

SEOも非常に効果的な集客施策ですが、リスティング広告とは実際にどのような違いがあるのでしょうか。以下の表にて、項目別に比較しました。

比較項目
リスティング広告
SEO
上位表示の即効性
開始と同時に表示が可能
上位表示に数ヵ月の時間を要する
上位表示の確実性
予算を投じれば上位表示は確実
上位表示は不確実
流入獲得の継続性
×
予算を投じなければ表示がされなくなる
一度上位表示されると上表示が続く
費用対効果
費用対効果は一定
中長期的に費用対効果が高まる
運用コスト
×
配信している間運用しつづけなければならない
上位表示された後の運用の手間が少ない
施策実施の柔軟性
予算やキーワードなど柔軟に変更可能
×
対策ワードの変更などは困難
ブランディング効果
×
期待できない
期待できる

この表だけを見ると、SEOのメリットは費用面のみと思われがちです。しかし、SEOにはリスティング広告にはない、以下のような大きなメリットがあります。

  • 自身の資産となる、高品質なウェブサイトが構築できる

  • サービス・商品・自社のブランディングにつながる

「検索結果を活用した集客施策」という点で同じですが、その特徴は大きく異なります。SEOは数ヵ月~1年以上の長期的な集客施策です。そのため、リスティング広告と並行して実施することにより、ウェブマーケティングにおいて盤石な体制を築けます。

Googleのリスティング広告を始めて集客や売上アップにつなげよう

リスティング広告は、短期的に大きな成果を得られる可能性がある広告媒体です。一方で、ある程度の専門的な知識も必要になるため、0から始めていきなり成果を出すのは難しい場合もあります。そのため、基本的には広告代理店に運用代行を依頼することをおすすめします。

また、SEOは長期的に見るとリスティング広告よりも低コストで高い成果を得られる場合もある集客方法です。ぜひリスティング広告と並行しての実施を検討してみてください。

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