疑問視されるFacebookの効果、Pinterestがデータの提供を始める – 米国発Web業界ニュース5月下旬号

引き続き米国のWebマーケティング関連のニュースを。Facebookのマーケティング効果に関する疑問が出てくると思えば成長中のPinterestが新たにマーケティングデータ提供、、豊富な話題が続きます。 — SEO Japan


The guards, they are a-changing

今週の3分で読めるウェブマーケニュースでは、・New York Timesのレポートがジャーナリストとマーケッターの境界線等、緊張と二元性の議論を呼ぶ、・マーケッターに最も求められるソフトスキルとは、・FacebookとPublicisが大型契約を結ぶ、・大半のマーケッターがFacebookの効果を疑問視、・認識の問題を抱えるTwitter、・LinkedInが同僚のアクティビティを介してアクションを活性化、・Pinterestがデータフィードをマーケッターに公開、・コンテンツをアピールするべき理由、・動画がバイラル化する条件、・ネガティブなレビューと法律、・ソーシャルメディア業界を震撼させた発表等の話題を伝える。

それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。

毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。

他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。

インダストリー

MarketingCharts Econsultancy soft skills of marketing 2014

プラットフォーム

  • Facebook
  • Twitter
  • LinkedIn
  • Pinterestは200万ドルの資金を調達し、その結果、同社の価値は、50億ドルになった(Forbes)。
  • 匿名アプリのSecretはAndroidとiOSで世界展開されている(re/code)。
  • 計測/基準/ビッグデータ

    法律/人事

    • KlearGear.comは、製品に関するネット上のクレームを阻止するため、非難禁止項目を利用項目に含め、顧客から3500ドルを徴収しようと試みていた。しかし、裁判所は消費者に有利な判断を行った(Consumerist)。

    コンテンツ

    重要な記事、オーディオ & 動画

    • 大学の学位授与式、そして、卒業のシーズンが迫る中、NPRは、300名の学位授与式のスピーチ(一番古いスピーチは1774年)を紹介するアプリを作成した(NPR)。
    • デジタルを優先するべき必要があるのは、New York Timesだけではない。パブリックリレーションズ業界もデジタル化を進めた方が良いようだ(SHIFT Communications)。
    • eブック「Social Brands: The Future of Marketing」は、ソーシャルを行うだけでなく、ソーシャルになる上で欠かせない要素を紹介している。レポートを以下に埋め込んでいるが、特に重要な教訓を伝えておく価値はあると思うので、参考にしてもらいたい(We Are Social)。
    • ソーシャルエクイティがブランドエクイティを活性化する。
    • コミュニティはプラットフォームよりも価値が高い。
    • マーケティングの取り組みでは、価値を与えなければならない。
    • モバイル化するつもりがないなら、行動を起こす必要はない。
    • 義務的に意見を聞くのではなく、積極的に耳を傾けよう。
    • 経験は、新たな製品である。
    • 社会の利益を意識するブランドは、成功する確率が高い。



    おまけ

    通常、この週刊ニュースでは、私自身の取り組みには触れないようにしている。最新の情報を紹介し、このページを読む価値を提供することを目標としているためだ。ただし、読者の方々の役に立つような大きなイベントが、個人の生活、あるいは、仕事上で起きた際は、例外である。

    今回は、ご存知の方もいると思うが、私がFord Motor Companyを退職したことを伝えたいと思う。私の退社によって、a href=”https://www.facebook.com/shel.israel/posts/10152420328300726″ target=”_blank”>興味深い意見が至る所で上がっていたが、誇張行き過ぎた見解も見られた。 そんな中で、業界の今後の展開に関する2本のとりわけ質の高い記事を発見した。それは、フランク・エリアソン氏が投稿した「ブランドよ、ソーシャルメディアを理解せよ」、そして、リチャード・ビンハマー氏が投稿した「ソーシャルメディアの長旅: 標識で右折R」の2本だ。

    また、私の見解を詳しく知りたい方は、AdWeekの簡潔なインタビューに目を通してもらいたい。この記事に掲載された私の発言の一部は、幅広くシェアされている:

    Q: この6年間を経て、今後、ソーシャルメディアは、どこに向かおうとしているのでしょうか?
    現在、非常に重要な岐路に差し掛かっていると思います。Facebook、そして、自然のリーチの減少に関する様々な意見を考慮すると、ソーシャルメディアにおける有料の要素の進化が鍵を握っていることは明らかです。Fordは別として、業界全体を見ると、マーケティングにソーシャルメディアが吸収され、大々的な広告/マーケティングのチャンネルの一つになってしまいましたが、これは残念で仕方ありません。関係の構築こそが、ソーシャルの武器だと私は考えており、何度も口を酸っぱくして言ってきました。Fordの進歩に関するプレゼンでは、必ず、注目、そして、信頼に焦点を絞って話をしました。広告は、消費者に割って入って注目を獲得しますが、消費者、そして、企業が接触を望む方々と関係を構築することが、より重要なのです。また、コミュニケーションとマーケティング、そして、カスタマーサポートは、ソーシャルに関して協力する必要があると考えています。

    Q: それでは、効果に関して、無料メディアは、有料メディアを、一部において、上回ると言うことでしょうか?プラットフォームについて考える際、必ず、無料、有料、そして、最近使われ始めている用語では、借物をイメージします。Twitter、Facebook、そして、YouTube等のサイトは、我々が所有しているわけではなく、他人の所有物を利用しているのです。つまり、このようなメディアを一つにまとめて、適切に利用する必要があります。と言っても、リスクを分散させることが、大切なわけではありません。今後は、簡素化されるどころか、ますます複雑化していくのではないでしょうか。

    画像 — Gabriel Villena Fernandez (Flickr)


    この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital 5/23 2014」を翻訳した内容です。

    デジタルのダイレクト広告の支出が、ブランディング広告を上回った、って、いわれてみると凄いことなのですかね。しかし月曜で2週分まとめて公開したのですが、余りに濃すぎる内容で(他の記事もアップしないといけませんし)時間が欲しい!という感じです。– SEO Japan [G+]

    投稿者:

    SEO Japan

    002年開設、アイオイクスによる日本初のSEOポータル。SEOに関する最新情報記事を多数配信。SEOサービスはもちろん、高機能LPOツール&コンサルティング、次世代SEOに欠かせないインフォグラフィックを活用したコンテンツマーケティング等も提供。 SEOブログながら、ウェブマーケ全般。アドテク、ソーシャル、スタートアップ、インフォグラフィック等。