いよいよ今週から、2ヶ月間の中断期間を経て、This Week in Digitalを再開する。
今週の3分で読めるウェブマーケニュースでは、・#IceBucketChallengeのスタッツ ・インバウンドマーケティングの価値 ・Twitchを愛するAmazon ・UberがLyftを敵対視 ・Facebook、クリックベイトに厳しく対応 ・Twitterが分析ツールを公開 ・Instagram、動画アプリのHyperlapseをリリース ・ソーシャルメディアのROIの解明に苦戦する企業 ・Facebookのいいね!は誰のもの? ・ネイティブ広告の発展 ・Content Marketing Worldの開催に向けてeブックが公開される等の話題を伝える。
それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。
毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。
他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。
インダストリー
- 分析を行っている(Web Strategy)。
- インバウンドマーケティングを実施するHubspotはIPOを目指し、S-1の申請を行った。成熟度に関して、インバウンドマーケティングの現状をトム・ウェブスターが評価している(VentureBeat & Convince and Convert)。
- NetFlixとYouTubeの勢いを食い止めるため、Amazonが9億7000万ドルで動画サイト「Twitch」の買収を試みている(WSJ)。
- 新世紀世代に接触するには難しい。ジェネレーション Zへの接触も難しいのだろうか(Mashable)?
- マーケティングとテクノロジーは、このままでは確実に衝突する。CMOとCIOが仲良く仕事をするには何が必要なのだろうか(McKinsey)?
- 今週、インターネットには様々な感情が満ち溢れていた。配車サービスのUberは、Lyftの妨害作戦を実施していると言われており、また、Hello Kittyは実は猫ではなく、人間だと言うことが判明した(The Verge & The Wire)。
プラットフォーム
- Facebookは、クリックベイトおよび画像ベースの投稿への対抗姿勢を打ち出している。Facebookのアルゴリズムは、ユーザーを宥めるため、「次に何が起きるか分からない」類の投稿を表示する機会を減らすようだ。 また、Facebookは、ストーリーに向かうリンク付きの画像の投稿を控えるよう、ブランドに推奨している。その代わりに、直接リンクをシェアし、リンクを介して画像が自動的に読み込まれる形式を薦めている(Facebook Newsroom)。
- Facebookでは、一貫したリーチ、および、広範なリーチを得るのは、なかなか難しいが、この度、業界によって、難易度が異なることが判明した。この分析と議論に注目し、規模を確認しよう。また、ついでに リーチを追求する取り組みに関するこの記事にも目を通しておこう({Grow} & BrandSavant)。
- Twitter アナリティクス(analytics.twitter.com)が公開された(TechCrunch)。
- Twitterは、大勢のユーザーがツイートを投稿せず、ニュースを収集する、および、宣伝するためのプラットフォームと見ている現状に満足している(AllTwitter)。
- InstagramはHyperlapseアプリをリリースした。このアプリでは、低速度動画を作ることが可能であり、画像安定化機能が搭載されている(Wired)。
- 早速、Hyperlapseを用いて作成された動画の中から優れた25点の作品を紹介する記事が投稿されている(The Verge)。
計測/基準/ビッグデータ
- 「ビッグデータが役に立たない時」の中で、マイケル・アレンソンは、数字扱いされていると感じる顧客体験に関しては、自動車ディーラーと地銀が他者を圧倒していると指摘した。大切にされていることを顧客に感じてもらうには、どうすればいいのだろうか(CMO.com)?
- PRが蔑まされる理由の第一位は、無能な計測基準を用いていることだ。Advertising Value Equivalency(AVE)に別れを告げ、経営陣が使う用語で話そう(Paine Publishing)。
- しかし、企業の重役の半分が、ソーシャルメディアのROIを効果的に計測する方法を理解していないため、マーケッターが活躍する機会は十分にあると言えるだろう(eMarketer)。
法律/人事
- ソーシャルメディアポリシーは本当に必要なのだろうか(SHIFT Communications)?
- 必要なら、ソーシャルメディアポリシーの作成における弁護士の見解を紹介しておく(CMO.com)。
- 議論に値する素晴らしいトピックがある: 企業はFacebookの「いいね!」を所有するのか? いいね!を、企業ではなく、ユーザーの所有物と考える見解が主流のようだ。しかし、定着するほど一方的なわけではなく、是非、この訓話に目を通しておいてもらいたい(Bloomberg Businessweek)。
コンテンツマーケティング
- ブランドパブリッシングおよびニュースルームにおいて、マーケティングは、コミュニケーションの余地を残しておく必要がある。コピーライターにジャーナリストの仕事を押し付けるべきではない(Contently)。
- ネイティブ広告の理解度を高めたいなら、この包括的なインフォグラフィックに目を通して、考えをまとめると良いだろう(The Content Strategist)。
- GEは、多角的なメディア企業を自負している(the Media Briefing)。
- ネイティブ広告に関連する話題をもう1点提供する。re/codeは新しいスポンサードコンテンツのデザインを導入した(re/code)。
- ジョン・オリバーが、ネイティブ広告ビジネス、とりわけ、ニュースに交える手法を批判した動画を見ておこう(Last Week Tonight)。
重要な記事、動画 & オーディオ
- Zero Moment of Truth(ZMOT)は今でも重要である。消費者が購入の決定を下す瞬間に競合者よりも一歩前に出るための4点のアドバイスを参考にしてもらいたい(Think with Google)。
- 最新のグローバルソーシャルメディアレポートは、グローバルソーシャルメディアの6つのCを提唱している(We Are Social)。
- Conversation(会話)
- Culture(文化)
- Content Neutrality(コンテンツの中立性)
- Country Needs(国のニーズ)
- Cellphones(携帯電話)
- Communities(コミュニティ)
おまけ
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この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital September 29 2014」を翻訳した内容です。