昨日の記事で、先週末に起こった小規模の変動のうわさについて取り上げた。個人的に”クリケット・アップデート“と呼んだものだ。一部のグループだろうと思っていたが、昨日の午後からSEOのコミュニティや掲示板で、今回のアップデートの話題が急激に増加し始めた。
*”クリケット”は”コオロギ”という意味です。当初は非常に限定的で、小さい話題だったため、そう名付けたと思われます。
つまり、かなりの数のWebマスターやSEO担当者が順位変動を認め、Googleのアップデートを疑っているということである。しかし、個人的には、今回の変動はパンダアップデートではないと考えている。私の知人にパンダアップデートのエキスパートがいるが、彼らは変動を目撃していないという。また、フォーラムや掲示板でも、パンダアップデートを疑う声は少ない。
WebmasterWorld(こちらとこちら)とBlack Hat Forums(こちらとこちら)ではそれぞれ今回のアップデートに関してのスレッドが2つ立ち上がっており、議論が行われている。パンダアップデートを疑う者もいれば、それを否定する者もいる。ランキング変動を目撃している者もいれば、クロール率の大幅な変化を目撃している者もいる。
幾つかの発言を下記に記載しよう。
”様々なクライアントのデータから順位変動を確認している。非常に大きな変動を示したケースもある。しかし、今回変動のあったサイトの共通点は発見できていない。現時点でパンダアップデートと判断するには、時期尚早かと感じる。しかし、他の人の発言を見てみると、その可能性も捨てきれない。”
”順位変動を確認した。パンダアップデートの匂いがする。”
”他の人と同様に、順位変動を確認している。ちょっと前に発表のあった、パンダアップデートじゃないかな?”
近い将来、パンダアップデートがやってくるだろう。しかし、今回の変動がパンダアップデートによるものだとすれば、それほど大きな規模ではなかったことになる。おそらく、Googleが何らかのテストをしているのではないだろうか?確証はないが。
“Mozcast“、”SERP Metrics“、”Algoroo“、”SERP Watch“などの順位測定ツールも変動を示しており、大体が昨日の時点からだ。”SERPs.com“は昨日から更新されていない。
また、モバイル関連のみの順位変動を疑っている者もいるが、これについても確証はない。
個人的な経験則だが、パンダアップデートは金曜日までは起こらないと思う。
この件に関する議論はWebmasterWorld(こちらとこちら)とBlack Hat Forums(こちらとこちら)で行われている。
追記:Googleは今回の変動はパンダアップデートではないと私に連絡をくれた。しかし、パンダアップデートとは関係がなくとも、多くの人が変動を確認していることは事実である。以前のパンダアップデートで被害を受けたサイトは変動を示していないようだ。
この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google Update Happening? Maybe Panda About To Kick Off?」を翻訳した内容です。