SEOをアウトソースするメリットや注意点について解説します。アウトソースSEOとインハウスSEOの違いも把握しておきましょう。

SEO アウトソース

自社サイトへのユーザーの訪問数を増やすには、適切なSEOの実施が欠かせません。しかし、サイトの更新や管理で手いっぱいになってしまい、なかなか十分なSEOが行えていないというケースも珍しくありません。そこで、SEOのアウトソースを検討してみてはいかがでしょうか。

この記事では、SEOをアウトソースするメリットや注意点について解説します。

SEOのアウトソースとは?

アウトソースとは、自社で行っていた業務を外部に委託することをいいます。いわゆる「外注」です。アウトソースは、人員不足で作業が滞っているときや、より効率的に業務を行いたいときに、検討することが多いです。

一方、SEOとは、検索エンジンからサイトに流入するユーザーを増やす施策のこと。つまり、SEOをアウト

ソースするとは、自社サイトに流入するユーザーを増やす施策を外部に委託することを指します。

SEOをアウトソースする場合には、外部への委託先に、まず「SEOをなぜ行うのか」という目的の整理と、最適なキーワードの設定をしてもらった上で、検索エンジンの最適化を実行してもらうという流れになります。

SEOのアウトソース先 3つの種類

アウトソースには「月額固定型」「一括支払い型」「成果報酬額」の3つがあります。それぞれの特徴を確認しておきましょう。

SEO アウトソース

月額固定型

毎月一定額を支払って、SEOを行ってもらうのが「月額固定型」です。作業が発生するたびに支払わなくてもいいのがメリットですが、月額の固定費でどこまでやってもらうのか、業務の範囲を明確にしておきましょう。併せて、どんなSEOの施策を行った場合に、どの程度のプラス料金が発生するのかも確認が必要です。

一括支払い型

SEOへの外注費を一括で支払うのが「一括支払い型」です。サイト立ち上げ期や大幅改修のときは、短期間で内部施策や記事の作成などを行うことが多いです。まとまった額で一度に支払ってしまうことで、固定費を長期間かけずに済みます。

一方で、SEOは長期的に行うものです。軌道に乗った後にSEOをどうするのかは、「一括支払い型」の場合に考えなければならない点です。

成果報酬型

SEOの成果に応じて費用を支払うのが「成果報酬型」です。成果報酬型は、月額固定型や一括支払い型と併用して、契約することが多いでしょう。

注意すべき点としては、アウトソース先が悪質な方法で検索上位を狙った場合、自社サイトがGoogleからペナルティを受けてしまうということ。成果報酬型の場合、どんな施策を行うつもりなのか、必ず確かめるようにしてください。

SEOをアウトソースするメリット

SEOをアウトソースすると、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。それぞれ解説していきます。

SEO アウトソース

メリット1 SEOの全体像を把握できる

プロのコンサルタントにアウトソースすることで、「ユーザーの流入を増加するために何をするべきなのか」という目的のもと、SEO全体を俯瞰してつかむことができます。一つひとつの施策の結果に一喜一憂することなく、適切な手段をプロとともに考えられるのは、アウトソースのメリットといえます。

メリット2 的確なターゲットユーザーの設定ができる

質の高いコンテンツを発信しているのに、なかなか集客につながらない…。そんなときは、どんなユーザーをサイトに集客するのかという、ターゲット設定が的確ではないのかもしれません。

SEOをアウトソースすれば、第三者の目線で自社の強みをとらえなおしてもらうことで、的確なターゲット設定が可能です。おのずとコンテンツの方向性も適正なものに導かれます。

メリット3 Googleのアップデートに対応できる

SEOを行うにあたって欠かせないのが、Googleのアップデートへの対応です。Googleの検索アルゴリズムがアップデートされることで、検索順位が大きく変動した場合、適切な手を打たなければなりません。しかし、SEOの専門知識がなければ、Googleのアップデートへの対応が、緊急性の高いものかどうかの判断ができません。それ以前に、Googleのアップデートの情報をキャッチできないかもしれません。常にSEOの情報にアンテナを張っているプロならば、的確な判断とアクションが可能です。

メリット4 サイトの現状分析と対策を行える

自社サイトを成長させていくために、絶えず現状分析を行い、対策を立てることが大切です。SEOをアウトソースすれば、アクセス分析のアドバイスをもらえます。そのため、現状を正確に把握した上で、適した対策が行えるでしょう。

アクセスの増減だけではなく「どんな検索キーワードで検索順位が落ちたのか」など、詳細なサイト分析を行えるのは、アウトソースのメリットだといえます。

アウトソースSEOとインハウスSEOの違いとは?

アウトソースSEOと対になるのが「インハウスSEO」です。インハウスとは「組織内」「内製化」という意味。SEOをアウトソースするのではなく、自社内ですべてのSEOを行うことをインハウスSEOといいます。しかし、いきなりインハウスSEOを行うのは困難なので、コンサルティング会社に相談して、期限つきでコンサルに入ってもらい、徐々に自社だけでSEOを行えるように移行していくことになります。

インハウスSEOのメリットは自社対応なので、状況に応じたSEOが迅速に行えることや、自社内でSEOの知識が蓄積されること、外注費がかからないことなどが挙げられます。その一方で、注意点があります。

それは、インハウスSEOの場合は、社内に専任者を置かなければならないということです。片手間では難しい業務だと、社内で理解してもらう必要があります。そもそも「SEOが重要だ」という共通理解が社内になければ、インハウスSEOを行うことはおすすめしません。

SEO専任者を置くことが難しかったり、社内でSEOへの意識統一がなされていなかったりする場合は、アウトソースを活用して、効率的にSEOを実施するのがいいでしょう。

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SEOをアウトソースする注意点

SEOをアウトソースする場合の注意点が3つあります。それぞれ解説していきます。

SEOの目的を明確にする

SEOではユーザーを集客することができますが、重要なのは「集客した上で何を達成したいのか」ということ。いくらユーザーを集めても、売上にもつながらないし、ブランディングにもつながらないようならば、意味がありません。

まずはSEOを行ってどうしたいのかを、社内で整理してから、アウトソースを検討しましょう。もちろん、プロのコンサルタントに目的作りから入ってもらうという手もあります。その際にも、目的を明確にすることの重要性については、社内で十分に浸透させておく必要があります。

アウトソースの実績や評判をチェックする

SEOのアウトソース先はさまざまあります。規模感や得意分野も異なるので、チェックしておきましょう。また、実績は必ず確認して、自社のイメージと合うかどうか、検討してください。さらに、決め手となるのは、担当者の対応ということもあります。直接の印象だけではなく、口コミをチェックして、契約後に対応が悪くなるようなことがないかどうか、確認しておくと安心です。

複数社に見積もりをとる

アウトソースの費用も会社によってバラバラですので、必ず複数社に見積もりをとること。ただし、一番安いところに安直に決めるのは危険です。アウトソース先には、質の高いSEOをきちんと行ってもらえなければ、サイトへの集客は実現できません。見積もりは一つの判断材料として、アウトソース先選びを慎重に行ってください。

アウトソースSEOで肝となる「パートナー選び」

SEOをアウトソースするということは、プロの力を借りることにほかなりません。そのメリットは数多くありますが、きちんとしたアウトソース先に依頼した場合に限ったものです。アウトソース先の選択は慎重に行い、安心して任せられるビジネスパートナーとの出会いに期待しましょう。

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