Twitterの成長に陰り、Foursquareが分断、ロシアでブロガー規制、コカコーラのコンテンツマーケティング – 米国発ウェブマーケティング業界ニュース5月初旬号

GW中に米国で起こったデジタル関連ニュースをまとめてお届け。ツイッターの成長が止まりつつある?という気になるニュースからGoogle+、久々に聞くFoursquare、そしてデータドリブン&コンテンツマーケティングの話題まで様々。 — SEO Japan


The looming clouds over San Francisco represent the looming negativity around social networks

今週の3分で読めるウェブマーケニュースでは、・Burger Kingの懐かしのキャンペーン、・Twitterの残念な第一四半期の収支報告、・Google+に関する推測に次ぐ推測、・Foursquareが2つに分かれる、・データ主導のマーケティング、・進化を続けるコンテンツマーケティング、・コミュニティ管理の現状、Googleの最新の特許の隠されたメッセージ、・ソーシャルネットワークの暗い未来等の話題を伝える。

それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える関連するリンクをまとめて紹介していく。

毎週、経営者の方々が、最新の変化、報道する価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。

他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。

インダストリー

プラットフォーム

  • Facebook
  • Facebookは、今週、f8 カンファレンスを開催し、Anonymous Login(匿名ログイン)機能 — 個人情報をシェアすることなく、アプリを試す機能 — の告知を行った(Facebook)。
  • その他にもSend to MobileやApp Links等の地味な機能の発表があり、 よりUXが簡素化されることが予測される(Fast Co Design)。
  • インタビューの中で、マーク・ザッカーバーグ氏は、開発者とFacebookの関係の進化、ビジネスと融合の成熟を力説している(Wired)。
  • Twitter
  • Google
    • 先週のニュースの後、Google+の未来を推測するメディアが続出した。しかし、Googleにインタビューを行っているメディアは一つもなく、曖昧な意見に過ぎないとして、全ての報道を批判する声もあった(Ars Technica、Amanda Blain)。
    • 先週、ヴィック・ガンドトラ氏が退社した後、Googleは、ここまで大きく報道されるとは思っていなかったのだろう。強力な広報戦略を優先して、策定する必要がありそうだ(SHIFT Communications)。
  • LinkedInは、16ヶ国で1万4000名以上の幹部を対象に調査を行い、2014年 LinkedIn Economic Confidence Outlookを作成した。内容に若干矛盾が見られるが、楽観的な結論が導き出されている(LinkedIn)。
  • Snapchatは視覚要素を通り越し、チャット機能、ライブ動画、そして、メッセージを時系列で並べることが可能なStories機能を加えている(Snapchat)。
  • Pinterestはビジュアル検索機能を立ち上げた。これは、Googleと直接競合する機能である(Read Write)。
  • Foursquareはアプリを2つに分割する決定を下した。既存のFoursquareアプリは、チェックイン機能を削除し、検索と発見に焦点を絞っている。一方、Swarmと呼ばれる新しいアプリは、ソーシャルヒートマップとして、近場の友達を探したり、チェックインして、ロケーションをシェアする機能を提供する(The Verge)。
    • ちなみにfour(4)のsquare(二乗)を2で割ると8になる。
  • マーケッターはInstagramから良い感触を得ているようだ。しかし、あらゆるプラットフォームで度を越した取り組みを行う傾向があるため、長続きするかどうかは疑問である(WSJ – CMO Today)。
  • 計測/基準/ビッグデータ

    • パフォーマンス主導のマーケティングは、データを使い、ブランド構築、そして、個別の顧客に対してUXを調整する(Google Think)。
    • ソーシャルメディアのデータを参考にして、事業を成功に導く5つの方法がこの記事にリストアップされている。この記事には、消費者の声に耳を傾けずに、自分のことばかり話す人物と言う、誰もが経験したことがある例え話も盛り込まれている(Econsultancy)。

    法律/人事

    • デジタル & コンテンツマーケティングの現状調査 2014によると、法律のプロは、情報に圧倒されているものの、顧問弁護士は、法律家が運営するブログを重要視しているようだ。企業ジャーナリズムの原則に従う弁護士が、綿密なコンテンツ戦略を策定する価値はあると見られている(Greentarget)。

    コンテンツ

    ブックマークする、後で読む、視聴するアイテム

    • 5回目のコミュニティ管理の現状レポートが公開された。標準化が実現するのは、まだまだ先のことだが、以前と比べると成熟が進んでいるようだ(Community Roundtable)。
    • 若干難易度が高いような気もするが、この記事は絶対に読んでもらいたい。Googleが申請した特許により、データ探偵の異名を持つクリストファー・ペン氏が筆を走らせた: 同氏曰く、GoogleのSEOに対するアルゴリズムの一部にブランドへの暗示的なリンクが含まれている – つまり、メディアのストーリーの中で、ブランドに言及する取り組みのことだ(SHIFT Communications)。
    • 随分と大袈裟だが、Google+が終焉の時を迎え、Twitterは精彩を欠き、そして、Facebookが切り離し戦略を画策している点を考慮すれば、ソーシャルネットワークが崩壊する理由を検証する記事が出て来ても不思議ではない。しかし、本当に崩壊しつつあるのだろうか(Computerworld)?
    • コメディアンのジミー・ファロンは、毎回ゲストと口パクバトルを繰り広げている。歌手のエマ・ストーンと対戦した今週のバトルは、僅か2日間で500万ビューを記録し、この記事を投稿する時点で、1100万ビューに到達しそうな勢いである。





    画像: 「Spirit」– Thomas Hawk(Flickr


    この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital 5/1」を翻訳した内容です。

    ロシアの「ブロガーを厳しく規制する法律」って怖いですね。。。Foursquareがアプリを2つに分割、最近余り話題にならないと思っていましたが、これまでのモデルに限界を感じてのピボットでしょうか。コカコーラの編集室の話も記事を読んでみましたが、大企業が本格的にコンテンツマーケティングに取り組んでいることが実感できる内容でした。日本発のグローバル企業もこういった取り組みを今後進めていくのでしょうか?。。。盛りだくさんの内容でした。 — SEO Japan [G+]

    投稿者:

    SEO Japan

    002年開設、アイオイクスによる日本初のSEOポータル。SEOに関する最新情報記事を多数配信。SEOサービスはもちろん、高機能LPOツール&コンサルティング、次世代SEOに欠かせないインフォグラフィックを活用したコンテンツマーケティング等も提供。 SEOブログながら、ウェブマーケ全般。アドテク、ソーシャル、スタートアップ、インフォグラフィック等。