今年に入ってGogleがゲームストリーミング・サービスを開発中だという噂が流れた。どうやらこの噂は正しかったようだ。Googleは今日(米国時間10/1)、Project Streamを発表した。これはChromeへのゲームストリーミング・テクノロジーのテストだということだが、本格的なゲームストリーミング・サービス構築に向けての第一歩であることは間違いない。
発表に魅力を添えるのは、このプロジェクトでGoogleがUbisoftと提携しており、テストの一環として一部のプレイヤーを新作ゲーム、Assassin’s Creed Odysseyに一定期間招待する点だ。ユーザーはこちらから参加申し込みができる(日本版 アサシン クリード オデッセイのサイト)。10月5日にGoogleは一部のユーザーをChromeでの無料のゲームプレイに招待するという。
Googleのコメントによれば開発チームはAAAタイトル(フラグシップ作)を対象とすることを望んだという。こうしたゲームには莫大な予算が注ぎ込まれ極めて高度がフラフィックスが用いられており、低予算でクオリティーが低いゲームを対象にするよりずっと難度が高いからだ。ストリーミングでゲームを楽しむためにはレイテンシーが最小限であると同時にグラフィックスのレベルがローカルで表示した場合と同等でなければならない。Googleは発表で「テレビ番組や映画のストリーミングの場合なら、視聴者はスタートの前に映像のバッファーのために数秒かかってもさほど気にしない。しかし高品質なゲームのストリーミングの場合はレイテンシーは千分の1秒単位に抑えねばならない。またグラフィックスの劣化も許されない」と述べている。.
もし無料ゲームストリーミングに申し込みたなら急ぐ必要がある。Googleではテスター数を一定数に制限するようだ。またインターネットへの接続環境は25MB/秒以上で17歳以上のアメリカ国内の居住者でなければならない。またUbisoftとGoogle、双方のアカウントが必要だ。ストリーミング・サービスはPlayStationとXbox One、360のコントローラー(有線接続)をサポートするが、マウスとキーボードだけでもプレイできる。
今後Googleがゲームストリーミングを有料の本格的サービスとして展開するかどうかはまだ不明だが、必要なテクノロジーを開発中であることは疑いない。さらに、これまでの例からすると、商業的に成功が見込めないようなプロジェクトにGoogleが大きなりソースを割いたこともない。
〔日本版〕アサシン クリード オデッセイは10月5日発売予定。
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