ネット集客のほこ×たて

あなたは
ほこ×たてという番組をご存じですか?

フジテレビにて毎週日曜日よる7時に放送されているテレビ番組です。
内容としては
最強のほこと最強のたてが対決するというものです。

絶対に剥がれない接着剤を作った会社さんと
絶対に剥がすスプレーを作った会社さんの対決や

最強のドリルと最強の金属対決や

世界一のハッカーと最強のセキュリティーソフトの対決などが
毎週放送されています。

内容としては対決するだけなのでそこまで面白くない。
と思っていたのですが
一般の会社の社長さんや職人さんが自社商品のプライドを
かけて対決しているので意外と面白い。

特に自社開発の製品同士の戦いは社長さんの思い入れや
こだわりや自信が垣間見れて面白いです。

あなたも時間があったら、見てみてください。
こだわりって仕事の中では非常に大切なものだと思います。

さて、本日はネット集客のほこ×たてについて考えたいと思います。

このブログを見て、

「ブログに載ってるテストがやりたい!」
「こんなランディングページが作りたい!」
「LPO対策や定期的な改善に力を入れたい!」

こんなご相談を頂くことも増えてきました。

しかし、よくよく聞いてみると
意外にランディングページを作る事が目的になってしまっていて
もう一つの重要な要素が抜けてしまっている場合も多いのです。

それは、、、

どこからどのようにしてアクセスを増やすのかということ。

ネット集客のほこ×たてで考えたとき
ほこ(アクセスアップ)×たて(ランディングページ)と僕は考えています。

問題はここからで、
ほこ×たて、どちらかしか手に入らないとしたら
あなたはどちらを手に入れますか?

単純に優先度の話になりますがこれを理解していない人が結構多いのが事実です。

店舗で考えてみましょう。

人通りの多い駅前1階の、古くてダサい決して腕の良くないマッサージA店。
(ほこが強く、たてが弱い状態)

人通りの少ないビルの7階のオシャレで腕の良いマッサージB店。
(ほこが弱く、たてが強い状態)


どちらが売上が上がるのか?

答えはその他の状況によって変わるでしょう。
しかし、どちらが売上があがる要素があるか?

と言われたら迷わずに駅前1階のマッサージA店になります。

なぜだかわかりますか?
あたり前のようにすでに見込み客が店の前を毎日歩いているわけですから
マッサージA店がマッサージB店と同じことをしたら圧勝できます。

逆にマッサージB店は、
広告や何か工夫をして来てくれる人を増やさない限りは
売り上げは上がりません。

ほこ(アクセスアップ)が弱いと他店でも出来るレベルのサービスでは
新規客の集客数を増やすことは難しいのです。

多くの方が接客や店構え、もしくはサービスに力を入れれば
お客さんが増えると思っています。

それと同じで、綺麗で魅力的なランディングページを作れば
ソーシャルメディアなどで口コミが広がると思っている経営者の方もいます

しかし、実際は違う。
実際は集客力があればある程度の売上を確保することができます。

逆に集客力がなければ
どんなにサービスや店構えが良くても、相当なUSPや独自性がなければ
集客に苦しみ、売上を確保する事は出来ないのです。

要するにネット集客の
ほこ(アクセスアップ)×たて(ランディングページ)の勝負では
ほこの方が強いということです。

※ある程度アクセスがある状態であればまた話は変わりますが。

もちろん、僕たちがアドバイスする際は
ある程度のアクセスが見込める状態のお客様が大半なので、
ランディングページを改善した方が売上アップは早い!とアドバイスをするのですが、

新規商品の立ち上げや、ネット通販をスタートする際は
ランディングページよりもアクセスアップの方が大事な要素になるんですね。

ある程度アクセスが集まってきてから
ランディングページの改善が必要になってくるのであって
1日のサイト訪問数が100以下の場合は
ランディングページのテストにもかなりの期間が必要になります。

(アクセスが少ないのでテストの結果が出るまでに時間がかかる場合が多い)

少なくても、ランディングページのABテストをする際も
サンプル数として300のサンプルを用意しないとテストとしての
信頼性が一気に下がります。

AとBのサイトに最低でも300アクセスずつ流さないと
テストとして誤差が大きく、まともなテストにならないということですね。

魅力的なランディングページはそれこそ
テストの中で作りこまれていくものですが、
ある程度のアクセス数があって初めて成り立つLPO対策です。

もしあなたのサイトが、
ほこ×たてで考えたときにほこが弱ければ、
まずはほこのアクセスアップから真剣に取り組んでみてくださいね。

ランディングページの改善は非常に重要ですが、
それ以上にアクセスがなければ売上は上がりません。

ランディングページの改善だけに意識を向けずに
アクセスアップをどのように行うのか?

リスティング広告なのか?アフィリエイト広告なのか?
SEO対策か、それともソーシャルメディアなのか?

ここを考えて実行して初めて成り立つものなのです。

ランディングページを作りたい!

もし、あなたがそう思っているとすれば
まずは十分なアクセスがサイトに来てるのか?
これを確認してからにしてくださいね。

ネット集客は、アクセスアップとランディングページ。
この2つが上手く噛み合って初めて売上へと結びつくものです。

それではまた次回!

ランディングページに必ず盛り込む要素

弊社が作ったランディングページの中でも
結果が出なかったランディングページというものが
少なからずあります。

もちろん、トライ&エラーを繰り返し
売れるように改善していくので最終的には売れるようになるのですが、

売れるようになるまで待てなかった案件や
そのままお蔵入りしてしまったランディングページというものがあるのです。

本日はその一つをご紹介しましょう。

その一つがコレです。

(なぜ、問い合わせがこのLPで獲得できないか考えながらご覧くださいね。)

売れるランディングページ制作-株式会社リスティングプラス


http://ppc-master.jp/lp/work/

これは、LPOコンサルティングを運営しているリスティングプラスで
作ったランディングページ制作を受注するランディングページです。

当時、ランディングページ制作担当として入社したばかりの
スタッフが作ったものなのですが、

ランディングページに必ず盛り込まなければいけない要素が抜けている事に
気が付くでしょうか?

盛り込むべき要素として今までの記事でも

フューチャーペイシング

イメージ出来る写真

今すぐ買う理由づけ

などを紹介してきました。

ですが、もっと根本的な内容がこのランディングページは抜けています。

主にアクセス元となっていたキーワードは
「ランディングページ制作」「ランディングページ代行」などのキーワードですね。

最も購買意欲が高いと思われるキーワードに5万以上の広告費を使って
1件も問い合わせを獲得できなかった
という経緯があります。

何が抜けているのでしょうか?
ちょっと考えてみてください。

リスティングプラスのLPO研修でも題材に上がったのですが、
色々な声が出ました。

例えば、
「すごい実績とか言って、実績が普通」
「クローズドサービスって何のクローズドかわからない」
「鷲見さんの顔なんて出してもわからないのでは?」
「価格が高いからじゃないか?問い合わせとかにしたら?」
「イメージ出来る画像やイラストが少ないからじゃないか?」

などなどですね。

まぁどれも正解でしょう。

しかし、もっと根本的な要素が抜け落ちています。

それは、、、

「わかり易さ」です。

いかがでしょうか?

ランディングページを見ている見込み客は、あなたのビジネスを知らない素人です。
わかり易いということが最も必要な要素なのです。

このランディングページをもう一度見てみてください。

ランディングページのヘッドコピーから
CVR平均改善率2.12倍や
攻めるべき市場、アクセス心理まで考えて作る。

など、その業界にいる人しかわからない表現がたくさんあります。

それ以外にも”クローズドサービス”や”ランディングページの切り口”などの
自社内でしか使わない表現も多様されていますね。

難しすぎるわけです。

このように専門用語や、業界でしか使わない表現を多用されてしまっている
ランディングページというものは多いです。

特に商品自体にUSPが多いようなものを売るランディングページでは
成分の説明や、機能の説明など

初めて見る人や、知識のない人が見ても意味や価値がわからない状態ですね。

ランディングページを作る上で、
USPを盛り込んだり、競合との差別化は重要な要素です。

しかし、それを意識するあまり
内容が難しくなってしまいユーザーにとってわかりにくいランディングページに
なってしまっては意味がないのです。

最優先に意識しなければならないポイントは
わかり易く、メッセージが簡潔であるということ。

これを忘れないようにしてくださいね。

ちなみに、
このランディングページですが、仕事が落ち着いてきたので
やっと改修というか作り直しに入れるようになったところです。

簡潔さとUSPの両方を両立したランディングページに作り変えるので
出来次第また紹介しますね。

それではまた次回!