バックオフィス支援サービスSUPPORT+iA運営のグランサーズが約1.5億円調達、プロダクト開発・人材採用強化

バックオフィス支援サービスSUPPORT+iA運営のグランサーズが約1.5億円調達、プロダクト開発・人材採用強化

バックオフィス業務を支援するアウトソーシングサービス「SUPPORT+iA」(サポーティア)運営のグランサーズは11月24日、第三者割当増資による約1億5000万円の資金調達を実施したことを発表した。引受先は慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)、グリーベンチャーズ、個人投資家。調達した資金はプロダクト開発、正社員や外部協力者の採用・教育資金に充当される。

グランサーズは、会計税務・バックオフィス全般を支援する税理士法人を母体として2013年に設立された。税理士法人を含めたグループ全体の累計顧客数は1500社を超え、会計士・税理士業務、経理・給与計算などのバックオフィス支援を通じて、顧客の多様なニーズと課題解決に応える事業を展開。バックオフィス業務のアウトソーシングサービスのほか、コンサルティング、SES(エンジニア派遣)、コワーキングスペースの運営を手掛けている。

サポーティアは、庶務・財務・経理・人事労務・総務など、バックオフィス業務を幅広く支援するサービス。従来の派遣やアウトソーシングサービスと異なり、オンラインコミュニケーションによって業務を完結できる。作業量に合わせた費用プランが用意されており、最低月6時間から契約することが可能。ユーザーがコア業務に集中できる環境づくりをトータルサポートする。

また昨今では、専門性が求められる経理・財務・人事労務などのバックオフィス業務を担う人材の不足や、「ノンコア業務を必要な分だけ誰かに任せたい」というニーズが増加傾向にある。グランサーズは会計士・税理士業務とバックオフィス支援で培ったノウハウをデータベース化し、システム開発とRPAなどの技術を組み合わせることで、多くの企業に共通するバックオフィス業務を効率化・自動化するプロダクト開発を進めている。今後もより多くのユーザーに対し、DX化された生産性の高いバックオフィス業務の提供を目指したいという。