昨年JuiceroのCEOに就任した、元コカ・コーラ幹部のJeff Dunnは、同社のジュースプレス(フレッシュジュースを絞る機械)が、意味のあるものではないと示唆する沢山の記事に反応して、満足できなかった顧客には代金を返金すると申し出た。
ブルームバーグの報告は、Juiceroのパックは手で絞ることが可能で、高価なジュースプレスは不要というものだった。
Dunnの反応は?彼は手で絞ることが実際可能であることは否定していないが、パックの中にあるのは「単に新鮮な生の刻まれた有機食材があるだけ」だと弁明している — それは(機械によって)プレスされていないからまだジュースではないというわけだ。
「手で絞る工夫の結果得られるものは、1度やれば十分で、毎日はやりたくないような平凡な(しかも恐らくとても手間がかかる)結果です」と彼は主張する。さらに重要なことに、彼は次のように述べている「Juiceroの価値は、冷えたプレスジュース1杯の価値を遥かに上回るものです」。
ううむ一体…どういう意味だろう?Dunnによれば、Juiceroのテクノロジー(10枚のプリント基板、スキャナー、そしてマイクロプロセッサなどを含む400のカスタムパーツを用いているらしい)によって、同社は「初のクローズドループ食品安全システム」を作ることができたということだ。なので(ネットに接続されている)Juiceroは、例えばほうれん草のリコールなどがあれば、顧客の手元にあるパックが絞られないようにすることが可能だ。これはさほど強いセールスポイントのようには聞こえないが、食中毒事件そのものは実際に世の中で起こってはいる 。
Dunnはまた、このプレスマシンは「毎回最高の味と栄養の組み合わせを提供できるように調整されていて」、マシンから得られるデータによって同社のサプライチェーン管理が助けられるとも語っている。
「子供たちが学校に行く準備をしながら、自分自身にも良いことをしたいと考える疲れたお父さんたちにとって、材料を準備したりジューサーを掃除したりしなくても良いのは本当に便利で、価値のあることです」とDunn。「生活のなかでより多くの野菜を必要とする多忙なプロフェッショナルには、パックが期限切れになる前にジュースを絞るように促すアプリが役立ちます。これなら大変な思いをして稼いだお金を無駄にすることもありません」。
彼の投稿の冒頭に、Dunnは自身の目標を「私たちの接続されたシステムが提供する信じられない価値を、お知らせすることだ」と書いている。そしてもしこの機械に400ドルの価値があると納得できなかったならば、その時には、不満を抱くJuicero購入者たちにオプションが提供される。Dunnは会社の「満足保証(Happiness Guarantee)」(要するに返品規定)が、Juiceroプレスの購入者にも適用されるのだ。これから30日の間、プレスマシンを購入した人は、返品時に全額返金を求めることができる。
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(翻訳:Sako)