フードデリバリーのスターフェスティバルがシダックスと合弁会社設立へ

フードデリバリーサービスを展開するスターフェスティバルは2月22日、フードサービスなどを展開する総合サービス企業であるシダックスと「企業・団体向けの食事提供サービス」の開発を推進するための合弁会社の設立に向け、資本業務提携について協議していることを発表した。3月11日に開催されるスターフェスティバルの取締役会決議を経て正式に決定する予定。

スターフェスティバルは、オフィス向けフードデリバリー総合モール「ごちクル」、デリバリー型社員食堂サービス「シャショクル」などを企画運営し、企業ワーカーの食事をトータルサポートしている。シダックスグループは全国2000カ所以上で事業所給食のほか、学校、保育園、病院、福祉施設や観光施設などで食事を提供している。

両社が強みとする法人・団体向けのフードビジネスを取り巻く市場環境は、企業における福利厚生に対する意識の高まり、就労者の働き方の多様化などからここ数年で激変している。そのような中で両社はオフィス、工場などにおける喫食シーンに新しい価値を提供すべく、相互のノウハウ・営業力を結集して新たな市場の開拓を目指し、合弁会社として「シダックス・スターフェスティバル(仮称)」を設立する。

この合弁会社では、「ごちクル」「シャショクル」の営業を拡充するほか、AIなどのテクノロジーを駆使したさらなるサービスやシステムを開発する予定とのこと。

スターフェスティバルは2009年の設立。2019年2月には東急不動産やハウス食品との資本業務提携を発表した。