ライドシェアリング企業は、これまでずっとプラットフォーム利用のコストメリットを宣伝してきた。Kleiner Perkins Caufield Byers(KPCB)のパートナーであるメアリ・ミーカーが書いた、2018年版インターネットトレンドレポートによれば、都市によっては、毎週UberXもしくはUberPOOLを使うほうが、自分で車を所有するよりも安上がりになるかもしれない。
実際、米国の5大都市のうち4都市では、車を所有するよりもUberに頼ってしまった方が安いのだ。Meekerの分析では、ガソリン、自動車保険、メンテナンス、そして駐車料金のコストが考慮されている。
というわけで、もしニューヨーク、シカゴ、ワシントン、DC、あるいはロサンゼルスに住んでいるならば、Uberを使った方が安い。しかし、これはダラスでは成り立たない。この都市では車の所有によってかかるコストが毎週65ドルであるのに対して、Uberのコストは毎週181ドルに達するからだ。
ミーカーの報告書はまた、米国におけるオンデマンド労働者の増加も注目している。報告書によれば、昨年米国内には540万人のオンデマンド労働者がいた。今年はオンデマンド経済で働く労働者は、680万人と推定されている。
ミーカーはこれを「大きな数字である」(big numbers)と表現した上で、これらのタイプの仕事が、人びとの収入を補完し、より柔軟性を高め、ワークライフバランスを向上させていると指摘している。
スライドの全体の概要は以下の記事で読むことができる。
メアリ・ミーカー、恒例のインターネット・トレンドを発表――全スライドと重要ポイント要約
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(翻訳:sako)