BoxのCEOのAaron Levieは、その役割を10年以上務めている。かろうじて30歳を過ぎたばかり、それが意味することは、これが彼が大人になってプロフェッショナルに行ったことの全てであるということだ。もし彼が他のチャレンジを考えていたとしても無理も無いと思うことだろう。しかしこれだけの期間が過ぎても、Levieの情熱ははっきりと燃え盛っている。
今週BoxWorksで対面インタビューを行った際に、ひょっとして退屈しているのではと尋ねたとき、彼はUberのCEOであるTravis Kalanick(彼はBoxの顧客でもある)の言葉を言い換えながら、こう言った「もし退屈だと言うならば、創造性を十分に発揮していないのですよ」。
Levieがその若いスタートアップに注目を集めようと努力していた2009年から、私は彼と定期的に話を続けて来た。公開会社であること、それに必然的に伴う一切の責任に対して、まだ彼はそれを掴みとる最中のように私には思えた。彼は自らの企業を、この分野で最大のソフトウェア企業となれるような強大なものにして行きたいと願っている。
彼は、Boxの周りで大企業が買収に動いているという噂に関してはコメントしなかったが、まだ独立企業であることに注力していると答えた。
「もしここ3-6ヶ月を振り返って、M&A市場を眺めれば、破壊的成長を遂げつつあるテクノロジー企業に対する嗜好は旺盛だったと思います。私たちは3億9600万ドルの収益を今年の目標として動いています。私たちが挑んでいるのは300から400億ドルの市場です。私たちは、達成したい場所へのおそらく1パーセントの位置にいるのです。私たちは10年以上これを行って来ましたが、このミッションと旅は、まだ始まったばかりです。独立であることと、会社の構築を自分たちで成し遂げることに、重点を置いています」。
もし価値を株価で計るなら辛い気持ちになるでしょうけど、私たちの価値を認めてくれるお客さまの声は届いています。
問題の一部は、これだけの時間を費やしたあとでも、多くの人々がまだBoxが何をするためのものかを理解していないということのように思える。とはいえLevieはそのことではイライラはしていないようだ。彼はただコツコツと努力しこう語る、一般の人やウォール街は彼がやろうとしているものをまだうまく認識できていないようだが、そのことが彼の最終的なミッションに影響を与えることはない、と。
人々の働き方が変化していることを見ているので、同社は変化し成長し進化し続けているのだと彼は言う。そしてそれこそが彼の興味を惹き続けているのだ。「私たちは何年も前から変革側にいました、同時に次の10年に世の中の企業がどのように動くかを考えてみると、今日のトレンドがより広くそして重要なものになるでしょう ‐ ビッグデータ、機械学習、分析 – 2005年にBoxに求められていたものよりも、はるかに大きいトレンドが生まれています。私たちは、未来のためのプロダクトを構築する必要があるのです」と彼は言った。
彼は、そのビジョンに伴うものと、同社がどうやってそこへ辿り着く計画をしているのかを、ウォールストリートと既存顧客を越えた広い世界へ説明するのが、彼自身の仕事であることを理解している。もし彼らが理解していないのなら、より明確にするために彼のメッセージを改良する必要がある。とはいえ、成長と変化の余地は沢山あり、それが彼を突き動かしているように見える。
「これの何が素晴らしいかと言えば、いつでも何らかのワクワクさせるものがあるということなのです。変化は退屈することを許してくれません。私たちはエキサイティングで変革的である事に注力しようとしています」と彼は言った。
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(翻訳:Sako)