2016年リオ五輪に向かう選手の必要品リストにこの端末があったとしても、それはリストの大分下の方に位置しているだろう。けれど、VisaはVisaだ。Visaは人がいるところにあり、人生では頻繁にVisaを使う。
クレジットカード大手は、 NFC対応の支払いができるリングをTeam Visaのアスリートに提供する。きっと空気力学を考慮した陸上選手のユニフォームに物をたくさんに入れるポケットがないという課題にインスパイアを受けて開発した端末に違いない。
リングはバッテリー駆動で防水加工をしてある。ということは、Team Visaのアスリートで、金メダルをロンドンで獲得したメリッサ・フランクリンもプールから直行し、すぐにリングで支払いができるということだ。現実には水の中で誰もリングを着用しないだろうが、疲れた五輪選手が、汗を拭くより前にスタバへと直行して飲み物を買うことができるというのは良いことかもしれない。
モバイルでの支払いを支援するため、Visaは4000個のNFC対応のPOSターミナルを会場周辺に導入する。五輪は8月5日から開催予定だ。
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