英Revolutがモバイル外国為替サービスで1000万ドルを調達中

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イギリスのスタートアップRevolutが、世界中全ての通貨での買い物や送金を簡単にしようとしている。Revolutは、TransferwiseNumber26とも異なり、その中間にポジショニングされている。そして同社は、Balderton CapitalをリードインベスターとするシリーズAラウンドで1000万ドル(775万ポンド)を調達中だ。

参加投資家には、Ribbit Capital、Index Ventures、Point Nine Capital、SeedcampそしてVenrexが名を連ねる。しかし、Revolutは新たな試みも行っており、サービス利用者が本日(米国時間7月11日)のラウンドに参加できることになっているのだ。

775万ポンドのうち、100万ポンドがCrowdcube上で行われる投資型クラウドファンディングラウンドで調達される予定だ。こういったプロセスの利点は、私たちもRevolutに関するさまざまな指標についてもっと知ることができるということだ。

例えば、Revolutには20万人のユーザーが登録しており、現在一日あたりのユーザー数の伸びは1500人を記録している。また、これまでに5億ドルにおよぶ規模の決済を行っており、今では一日あたりの決済額が400万ドルに達する。

素晴らしいことに、クラウドファンディングに参加する投資家は、更新された指標を直接Revolutのアプリから確認することができる。

Revolutのアカウント作成後、ユーザーは、USD、EUR、GBPの3通貨が利用可能な電子財布のようなものを受け取る。そして、クレジットカードや銀行送金を利用し、3つのうちどの通貨の残高でもチャージすることができる。

残高チャージ後、ユーザーは口座の中のお金を使ったり送金したりできるのだ。他のRevolutユーザーへの送金はもちろん、これまでのような電信送金サービスも無料で利用可能だ。

Revolutは為替レートをインターバンクレートに出来るだけ近づけようとしており、実際に利用するレートも公開している。23通貨でこの機能が利用可能で、TransferWiseと張り合えるようなサービス内容だ。

それだけではなく、ユーザーは古き良きプラスチックカードもオーダーすることができ、カードを使えば90種類もの通貨での支払が可能。なお、Revolut口座からの引き落とし時にもインターバンクレートが使われる。また、Revolutは支払やMasterCardsブランドのカード発行にあたりPaysafeと提携している。Revolut上の口座は本格的な銀行口座ではないものの、海外出張や海外旅行を多くする人にとっては面白いツールだ。

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(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter