TechCrunchは、ニューヨークに拠点を置くスタートアップであるLittleBitsが、先月スタッフのレイオフを始めたことを知った。このレイオフは、同社がK-12市場への集中を強めようとしているために起きているものだ。
教育に特化した製品は同社の8年間の歴史の中で利益を生み出し続けてきたものだが、最近の製品はディズニーのハードウェアアクセラレータープログラムと提携した、ライセンス製品が多くなっていた。
TechBrunchに送られてきた回答の中で、LittleBitsは内部再編の一環としてのレイオフを認めた。
「littleBitsが、教師、保護者、そして子供たちに提供する本当の可能性は、皆さんが想定するような、普通のギフトや玩具にとどまるものではありません。次世代のチェンジメーカー(革新者)の育成に最大の効果をもたらすために、私たちはK-12教育市場を中心にした事業を優先しています」と同社は言う。「ご想像の通り、教育市場のニーズは小売のニーズとは大きく異なります。このことによって、私たちは内部組織を再構成しなくてはならず、結果的にスタッフの削減をすることにつながりました」。
まだ具体的な数字は明らかにされていないものの、TechCrunchはその数字は15人前後だと考えている。全体の構想の中では大きな話ではないにせよ、昨夏DIY Coを買収したあとで、100人ほどになっていた従業員たちに対するインパクトがあることは間違いない。LittleBitsが初めて行ったこの買収は、リストラクチャリングを進める上で、間違いなく一定の役割を果たすことだろう。
ここには、昨年の今頃Spheroが下した、難しい意思決定との類似性を、見ないわけにはいかない。このSpheroは、スターウォーズやマーベルのような、ディズニーブランドからライセンスされた一体型の販売に舵を切ったが、ホリデーシーズンでの惨敗を受けて、教育分野のみへ集中する決断を下したのだ。とはいえ、学校や地域では、商品をまとめて購入することが多いため、教育は利益があがり安定した将来性を見ることもできるのだ。
SpheroとLittleBitsに共通しているもう1つの点は、どちらも教育分野でとてもうまく活用できる本当に革新的なテック製品を所有しているということである。
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(翻訳:sako)