建設現場と職人のマッチングアプリ「助太刀」が5.3億円調達、ペイメント機能の提供も視野に

建設現場と職人のマッチングアプリ「助太刀」を運営する助太刀(旧社名:東京ロケット)は4月5日、伊藤忠テクノロジーベンチャーズやジェネシアベンチャーズなどを引受先とする第三者割当増資を実施した。調達金額は5億3000万円だ。投資家リストは以下の通り。

以前は「助太刀くん」という名称でサービスを展開していた助太刀は、建設現場での仕事を受発注できるマッチングアプリだ。職人は、スマートフォンアプリで自身の職種と居住地を入力するだけで、自分の技能に適した仕事の案件をプッシュ通知で受け取ることができる。また、仕事を発注する側の現場監督は、現場ごとの細かい条件を指定することで、求める要件を満たした職人に仕事を依頼することができる。

このように、マッチングアプリという仕組みを建設業へ持ち込んできた助太刀。同社は今回の資金調達を期に、従来のマッチング機能だけでなく、職人に支払う報酬に関わるペイメント機能を提供しようとしている。詳細はまだ不明なものの、助太刀は大手企業との提携に向けて具体的な準備段階にあるようだ。

助太刀は2017年3月の創業。2017年11月に開催されたTechCrunch Tokyo 2017のスタートアップバトルでは審査員特別賞を受賞した。同年8月にはジェネシア・ベンチャーズとKLab Venture Partnersから5000万円を調達している。