人間か何が好きかわかるだろうか?光だ。色鮮やかに点滅する光。何かを知らせるための光や楽しむための光。たくさんのたくさんの輝く光。AlcatelのA5 LEDの裏側で光るライトのように。それは、他にこれといった特徴のないスマートフォンに付けられた楽しい機能だ。
同じTCLのBlackBerry KeyOneがデビューしたモバイルショウで発表されたA5は、TCLが発売した2番目に興味を引いたスマートフォンというわかりにくい特徴をもつ。しかし、そもそもこれは本格的な端末ではない。90年代前半に裕福な家のクールな子供たちが履いていた靴底がライトアップされたスニーカーのモバイル版だと思ってもらえればいい。
LEDアレイには様々な通知と関連付けられていて、メールの他Twitter、Facebook、Snapchat等のSNSと連動してLEDが点滅し、サービス名の頭文字がスクロールする。
端末は何もない状態で出荷され、LEDにはユーザーが様々な機能を割り当てられる。スピーカーから流れる音楽に合わせて点滅させてもいい。付属のカラーキャプチャーアプリを使えば、スマホのカメラで撮った写真に背面をマッチさせることもできる。
実はこのシステムはモジュール化されている(Moto Zほど完全にではない)。LEDアレイは、端末の電源に直接接続されるいくつかの背面パネルの1つで拡張バッテリーと同じ扱いだ。
商品のターゲットは、初めて携帯電話を使うユーザーだ ― あるいは関連報道が大げさに言うところの「若くてエネルギッシュなエンターテイメント好き」。本機はヨーロッパで199ユーロで販売されている。面白電話機としては妥当な価格だが、もちろん高級な素材は使われていない。
Alacatelの広報担当者によると、いずれ米国にやってくる「可能性」はあり、その場合は類似の別モデルになるだろうとのこと。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook)