そう、TekServeのMac博物館へ行けば、29000ドルで買えただろう。でも、Apple-1を持ってなくちゃ、自分をAppleファンと呼ぶのはおこがましい。その一番初期のApple製品は、どこかで見ることすらまれだが、早い者勝ちの勝負に強くてお金がたくさんある人なら、今なら手に入るかもしれない。
チャリティの寄付金集めサイトCharitybuzzが、超レアな昔のコンピューターのオークションをやっている。今〔日本時間8月20日午前3時〕の入札価額は27万ドルに達している。かつての100万ドルという狂気のような額に比べると屁だが、でも今回のオークションはまだ終了まで1週間あるし、旧型機が100万ドル近くまで行くことは、過去に何度もあった。
MyAppleComputerのCorey Cohenは、Apple-1について大量の一家言を持っている。たとえば、一般に発売されることのなかったプロトタイプ機がごく少数あり、それらは“お祝いバージョン(Celebration version)”と呼ばれているのだ。
そのサイトは曰く、“現時点ではこれは、知られているかぎり唯一の、未完成のいちばん初期に試し生産されたボードの兆候のあるApple-1だ。完全完成品の本番生産は二度行われているが、そのどちらにも属していない。だからこれは、そのほかのすべての、知られているApple-1のボードと同一視することのできない、きわめてユニークなボードのようである”。
ついでに申しておくと、お金のたっぷりある人は1976年のApple-1インストラクションマニュアルと、大量のカセットを買えるかもしれない。Star TrekやBlackjackなどで、昔々のゲームを楽しむのも、よろしいだろう。
出典: Recode