電動キックボードのシェアリング事業で知られるBirdはアメリカ時間6月4日、自転車とモペットの中間のような電動の乗り物、Bird Cruiserを発表した。同社が「シートあり」の乗り物を発表するのはこれが初となる。
Bird Cruiserのパッド付きシートには大人が2人まで乗ることができる。電動アシストもしくはペグの2択が用意されており、油圧式ディスクブレーキと52Vのバッテリーを装備している。タイヤは20インチで、フルサスペンション。電動キックボードよりも乗り心地は良さそうだ。
Bird Cruiserがシェアリング事業で展開されることは確認できているが、1299ドルの電動キックボードBird Oneのように一般販売されるかについては発表されていない。
Bird Cruiserは今夏より少数のテストマーケットにて展開される予定だ。
Birdの創業者でCEOのTravis VanderZanden氏は以下のようにコメントしている。
「『街をより住みやすくする』という我々のミッションをさらに加速させるべく、私たちはBird Cruiserを含む環境に優しいマイクロモビリティの選択肢を増やしてきている。今夏より、人々は車に乗ることなく、共に、街を移動したり新たなエリアを探索することができるようになる。カリフォルニアでデザインされ設計されたBird Cruiserは、親しみやすく乗りやすい、でこぼこ道でも快適な電動のオプションだ」