2012年にYoutubeはユーザーがビデオをアップロードした後で、 すべての人物の顔に自動的にモザイクをかけることができるようにした。今日(米国時間2/25)、YouTubeはさらに一歩進めて、ビデオ中のどんな対象にも長方形のモザイクをかけられるツールをリリースした。
つまりユーザーはビデオ中に世界中に公開するのには適さないような情報が含まれる部分があることに気づけば、それらを自由に消すことができる。たとえば自動車のナンバープレートなどだ。
Googleは今日のブログ記事でこのツールを解説してこう述べている。「応用範囲はきわめて広いが、われわれがこのツールを開発したのは主としてオンライン上の匿名性が確保すされることが目的だ。ユーザーは人物、連絡先、金融情報などに簡単にモザイクをかけられるようになった。ビデオをYouTubeから削除し、ダウンロードしてモザイクをかけてから再アップロードする必要はない」
YouTubeはレンダリング後のプレビュー機能を提供しているので、モザイクが望みどおりにかかっているかどうか公開前に確認することができる。モザイクがうまくかかっていないようだったら、再度ツールを開いて長方形の大きさや位置を調整すればよい。
〔いったん指定すればモザイクは対象物の移動に追従する。Googleは「このツールではビデオ内の対象物をリアルタイムで認識できる画期的なテクノロジーが利用されている」としている。おそらく機械視覚(machine vision)の最近の大きな進歩によってこうしたツールが可能になったのだろう。われわれはまだこの機能をテストしていないので現在のところ実効性や使い勝手については不明だ。
〔日本版〕この機能はYouTubeの動画加工ツールの一つだが、日本語版ではまだ公開されていない。これまでの例からすればすぐに日本語でも公開されるはず。記事中にもあるが、動画加工ツールはアップロードずみの動画を加工するものなので事前にローカルで処理する必要がない。またモザイクは動く対象に自動的に追随する。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)