BMWが電動iX3 SUVの米国投入計画を白紙に

BMWは、同社初の電動クロスオーバーであるiX3を米国に投入しない。EV戦略を修正して、ヨーロッパと中国に注力することにした自動車メーカーが、また1つ増えた。

画像クレジット:BMW

BMWがAutomotive Newsに今回の変更について語り、同メディアが最初にレポートした。それによると、今のところBMWはiX3を米国市場に持ち込む予定はないという。この方針転換は意外なことと受け止められている。というのも、iX3がベースとなったX3は米国で最も人気の高いBMW車だからだ。

BMW iX3は、中国で製造されることになっており、2021年の前半には市場に投入される予定だ。

BMWは、北京で開催されたAuto China 2018でiX3のコンセプトを発表した。同社は広範なEV戦略として米国、欧州、中国をターゲットにしている。しかし、テスラ以外の自動車メーカーが、EVに対する煮え切らない反応に直面している米国市場の現実は、ヨーロッパで厳しさを増す排ガス規制と相まって、今やBMWにとっても痛手となっている。

BMWは、今後米国に電気自動車を導入する計画を見直した唯一の自動車メーカーというわけではない。メルセデスベンツも、電動のEQC SUVの米国での発売を1年遅らせた。今のところEQCは、2021年に米国に導入される予定となっている。

またフォルクスワーゲンも、これから登場するIDシリーズの電動車の販売戦略を修正した。同社はコンパクトなハッチバックのID.3は、米国に導入しないことにした。その代わり米国には、I.D. CROZZとしても知られるID.4を持ち込むことを計画している。ただし、それも先に欧州で発売した後のこととなる。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)