昨年、新種の写真共有サービスが登場した。そのThrowBackと呼ばれるサービスは、自分や友だちの“未来”へ写真を送って、古き良き時を思い出す、思い出していただく、というものだ。今日(米国時間3/3)はその、Androidアプリがローンチした。
ThrowBackがローンチしたのは1年前で、それはファウンダのCalli Higginsがそのアイデアで修士論文を書いた直後だった。
“その論文では、見てキュンとくる画像と、そうでない画像の違いを研究した。そのときわかったのは、しばらく見なかったものをまた見ると、ノスタルジーが湧き起こること。今は画像がありすぎる時代で、みんなが不感症ぎみになってるけど、ThrowBackはそれに対抗して、見ることの新鮮さを取り戻そうとしている”、と彼女は語った。
このサービス/アプリにログインすると、新しい写真をアップするか、今の写真アルバムから選ぶかを選択する。そしてそれらの写真を“未来へ”送る。時限は。1か月後から5年後までだ。”Surprise me”を選ぶと、時限がランダムに決められて、その時、サプライズに打たれるのだ。
スマートフォンのカメラアプリではなくて、このアプリ内の写真を選ぶと、それはスマートフォン上には保存されない。
それから、送る相手のメールアドレスを指定する。あとは、ひたすら待つのみ。
この一風変わったアプリは、最初ちょっと違和感をおぼえる。なぜなら、写真を送っても、実際にはまだ送られていないわけだから、「ありがとう!」とかはまったく来ない。沈黙あるのみだ。最短でも1か月待つのだから、ちょっとつらいかもしれない。
でも、iOSで人気アプリになったからこそ、今回Android版も出たわけだ。ということは、この共有過剰の時代には、ノスタルジーに希少価値があるのだろう。
[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))