洗濯機は必要悪のようなものだといつも感じる。大きくて無能にみえるマシンは、よく壊れ、大切なものをなくし、きれいにするはずの服を傷めてしまう。
この何でも「スマート」な時代、洗濯機が無能な人間より物事を知っていることを期待してもいいはずだ。Hoover Europe(スピンオフして現在Candyというイタリア企業傘下にある)が今週IFAで発表したプロトタイプは、洗濯機が人の邪魔をするのではなく、人のために働く日が近づいていることを示す第一歩だ。
このマシンは、オーナーの習慣に合わせて、一日のうちあまり電気を使わない時間に作動するスマートサイクルを備えている。もっと魅力的なのは、TED、といってもステージで誰かがしゃべるイベントではなく、Textile Expert Detectorという装置と連動することだ。
スキャナーを衣類の上に載せると生地の種類を判別する。その情報は洗濯機に送られ、どのサイクルで動くのがよいかを判定するのに使われる。
早ければ来年中にヨーロッパで出荷される予定。スキャナーは洗濯機本体には内蔵されず、スタンドアロンのデバイスとして使用するか、本体の側部に設置して利用者が服を放り込む前にスキャンする使い方になるようだ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)