GoogleのChromecast Ultraは4K対応でわずか69ドル

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ハードウェア発表会の今日(米国時間10月4日)、Googleは数々の新製品ラインナップを明らかにしたが、その中でもChromecast Ultraは最も控えめな予想外のヒット製品かもしれない。このChromecastファミリーの最新アイテムは4K解像度の動画ストリーミングに対応して、価格はお求めやすい69ドルだ。

見た目は先代と同じプラスチックの円盤にすぎないが、短くてフレキシブルなケーブルの先には一体型のHDMI端子が備わり、電源用のマイクロUSBポートも付いている。デバイスはHDRもサポートしており、HDR対応テレビの場合にはさまざまな光の状態に応じてより鮮明な映像が楽しめるようになる。

Chromecast Ultraは、Android、iOS端末(機種による)、デスクトップのChromeなど、既存のChromecastがサポートする従来どおりのアプリとソースからのキャスティングに対応する。価格は先代の2倍になり、しかもまだ4Kの必要性を感じていなかったとしても、もしChromecastを利用しているか興味があるのであればそれでも一考の価値はある。最新世代のエントリーレベルのApple TVと比べれば値段は約半分だし、向こうは1080pが限界だ。

Chromecast Ultraではコンテンツの読み込みと起動も1.8倍速くなっているとGoogleは話す。電源アダプタはイーサネットポート付なので、安定した接続も確保できる。出荷時期は11月の予定だ。

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(翻訳:Ayako Teranishi / website

これが4KサポートのGoogle Chromecast Ultraらしい

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Chromecastが4Kビデオをサポートするのを待っているなら朗報だ。日を追うごとにその確からしさが増している。

噂が浮上したのは数週間前だ。最初の記事はAndroid Policeで、10月4日に予定されているイベントでGoogleが4KビデオのChromecast Ultraをデビューさせると報じた。今やそのデバイスの写真が出回っている。

ガジェットのリーク情報では定評があるEvan Blass(エブリークスの異名を取っている)がVentureBeatに発表した写真ではChromecast Ultraの外観は…なんというか、いかにもChromecast だ。

一つだけ注目点がある。もしこのリーク写真が実際の製品版なら、Googleはポケボール風のChromeロゴを廃止し、新しいChromecastには目立たない“G”だけを刻印することにしたようだ。

その点を除けばびっくりするようなデザインの変更はない。ホッケーのパックみたいな小さい円盤からHDMI接続ケーブルが伸びているだけだ。

もちろんそれでかまわない! Chromecastの機能はハードにあるのではなく、すべてはソフトウェアの能力にかかっている。Chromecastの便利な機能はすべてソフトウェア・レベルで処理されており、ハードウェアは画期的な外観を備える必要はない。複雑な構成である必要さえないだろう。このデバイスはテレビの陰にひっそり隠れてスマートフォンやタブレットとテレビをつなぐという仕事をきちんと果たすだけでいい。

これまでChromecastに欠けていた唯一の能力が4Kサポートだった。新製品ではその機能が追加される。噂では価格は69ドルだという。従来の非4Kモデルも販売が継続され、こちらは35ドルとなる。

〔日本版〕こちらはGoogleのChromecastサイト。現行モデルは税込み4980円だという。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+