ほんの数カ月前、Google(グーグル)はCloudSimpleとの提携を発表し、より多くの企業チームがオンサイト業務をクラウドに移行できるよう支援した。そして現在、GoogleはCloudSimpleを買収すると発表した。
そもそも、CloudSimpleとは何なのだろうか。企業はVMWare vSphereのワークロードをクラウド上で実行できるようになり、既存のツールやデータベースを最小限の修正でGoogle Cloudに接続できるようになる。
TechCrunchのFrederic Lardinois(フレデリック・ラルディーノア)記者は、最初の提携の際に以下の記事を出している。
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Googleはすべての企業がコンテナに移行して、Anthosハイブリッドクラウドサービスを利用することを望んでいることは確かだが、現在大企業の多くはVMwareを使用している。企業はワークロードをパブリッククラウドに移行したいと考えているようだが、長年使用してきたツールを廃止する準備ができていない。
CloudSimpleはGoogle Cloudに加えて、Microsoft(マイクロソフト)のAzureプラットフォームもサポートしている。このサポートが買収後も継続されるかどうかは不明だ。TechCrunchはこの詳細についてGoogleに問い合わせているが、同社はコメントを避け、今回の発表に関するブログ記事へのリンクを提示している(ただし、Azureについての言及はない)。
また、買収の条件はまだ明らかにされていない。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)