来たる5月8日、Y CombinatorのSam AltmanとYahoo CEOのMarissa Mayerが、民主党全国委員会の資金調達イベントを主催する。目玉はオバマ大統領だ。祭はマウンテンビューのY Combinator本社で開かれる。
テクノロジーが政治の世界に飛び込むのはもちろんこれが初めてではなく、この種の出来事は今後さらに頻繁になると考えるべきだ ― 政治とITの交わりは近年益々忙しい。
参加したいって? 安くはない。参加するだけなら1000ドル、大統領と写真に写るには5000ドル、カップルで写るには7500ドル以上が必要だ。
SFGateによると、イベントは当初パロアルトにあるMayerの自宅で開かれる予定で、200人前後を収容することが可能だった。しかし、需要の高さによって場所が変更された。
イベントが開かれるベイエリアは、滑稽と言っていいほどの民主党領だ。ここに2012年大統領選後のNew York Timesがある。
オバマ氏はベイエリアの9郡で勝利を収め、その差は25ポイント(ナパ郡)から71ポイント(サンフランシスコ市および郡)に及んだ。シリコンバレーの大部分を抱えるサンタクララ郡では42ポイントの差だった。
ベイエリア全体では、オバマ氏の勝利は49%ポイント差となり、カリフォルニア州全体の22ポイントの2倍以上だった。
それでも、一部IT企業から流れる資金には、民主共和両党で金額がほぼ均一という興味深いパターンが見られる。
テクノロジー世界にとって昨年は実に政治的な一年だった。衝撃的なNSA暴露事件から、同性婚に反対したMozilla CEOの議論を呼んだ辞任まで様々な出来事があった。移民法改訂にはZuckerbergの大枚が注ぎ込まれ、サイバーセキュリティー問題の議論は永遠に終らない。
というわけで、ホワイトハウスが金の無心にここを訪れることは、シリコンバレーがイベントを主催し、小切手帳を持って集まってくることと同じく当然である。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook)