なぜ新型HTC Oneには背面にカメラが二つもあるのか…ピント後決めや3D効果など

HTC Oneの新型機All New Oneは今シーズン最悪の、‘秘密が保持されなかった’スマートフォンだ。リーク情報が溢れ、また同社の予告ビデオすら、そのまだ発表されていない製品について、先走りすぎと思われる情報を漏らす始末。そしてGSMArenaによると、今日(米国時間3/11)はこのややこしいジグソーパズルのさらにもう一片が、オーストラリアのキャリアTelstraの印刷広告に登場した。それは、このスマートフォンの背面にカメラが二つある理由だ。

この”Duo Camera”と呼ばれる二台のカメラには、いろんな利点があるという。暗いところで良い写真が撮れる、写真を撮った後で焦点を決められる、ハイライトを指定できる、背景をぼかせる、3D効果を出せる、などなど。ピント後決めはLytro的機能だが、最大のライバルGalaxy S5も導入している。いちばん強調しているのは撮影後の編集機能のようだが、それは今、そのほかのOEMたちもいちばん大きく訴求していることだから、驚くには当たらない。

たとえばSamsungはGalaxy S5でこれと同様のカメラ機能を発表しているし、Qualcommも同社の最新のプロセッサやSoCに関してこの種の能力を謳っている。今のAndroid旗艦機では、カメラの可変焦点と高度な写真編集機能が市場への必須の入場券である、と言わんばかりだ。そしてそれプラスHTCは、Duo Cameraによる画像のクォリティで売り込もうとする。

この広告はそのほか、今のOneにもある前面スピーカーBoomSound(All New Oneで改良か?)、5インチ1080pのディスプレイ、ダブルタップで起動するSenseなどを取り上げている。

この、おかしな名前のつけられた新型HTC Oneが正式に発表されるのは3月25日だが、良い製品であることは確かだろう。どこが、どれだけ良いのか、それは実物を見るまでのお楽しみだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))