ディズニーとルーカスフィルムがSTEM教育グループに150万ドル寄付

スターウォーズの最新作エピソード9の予告編を公開した翌日、ディズニーとルーカスフィルムはFIRSTに150万ドルを寄付すると発表した。FIRSTは1989年にDean Kamen氏によって設立された非営利のグループで、ロボティクス競技大会などのイニシアチブを通じてSTEM教育をサポートしている。

ディズニーの寄付は、FIRSTが力を入れているサービスが十分に行き渡っていないコミュニティに教育を提供するのに使われる。このパートナーシップで実際にどんなことが行われるのか詳細は不明だが、ディズニーは明らかにこうした種の奉仕活動から多くのものをこれまで得てきた。そしてルーカスフィルムはロボットのことを多少は知っている。

スターウォーズの寄付企画であるForce for Changeは、シカゴで行われた恒例のファンイベント「スターウォーズ・セレブレーション」の場で発表された。イベントではティーザーやタイトルの発表などを含め、最新作のキャストが登場するパネルがあった。

「スターウォーズは、若い人々に過去を振り返り、そして今後世界がどうなるのかを想像させるなど、いつも影響を与えてきた」とルーカスフィルム会長のKathleen Kennedy氏は今回の発表についてのリリースで述べている。「サイエンスやテクノロジーの重要性を若い人々に伝えていくことは極めて重要だ。彼らは、この先待ち構えるグローバルの課題に立ち向かわなければならない。それをサポートするため、ルーカスフィルムとディズニーはFIRSTと組んで、次世代の改革者に学習機会やメンターシップを提供する」。

FIRSTへの協力という点では、今週は大きな成果があった週だった。ちょうど昨日、アマゾンがFIRSTと組んでロボティクス教育のサポートを行う、と発表した。

[原文へ]

(翻訳:Mizoguchi)

Amazonがテクノロジー教育のNPO FIRSTと組んでロボティクス教育の助成事業を展開

今週の半ばにAmazonは、Canvasの買収を発表した。このあまり知られていないコロラドのスタートアップは、倉庫における配送業務のための自動運転システムを作っている。それは未来の倉庫の自動化を真剣に考えている同社の、最近の一連の動きの中では最新の動きだ。

昨年同社は。Amazon Future Engineerの立ち上げを発表した。それは教室におけるSTEM教育の便宜を提供する事業だ。その事業の立ち上げを支援してもらうためにAmazonは、STEM振興の非営利団体FIRSTとパートナーして、とくに恵まれない人びとにロボティクス教える一連の助成事業を作ろうとした。

その計画は21の州の100校で、今年の秋から動き出す。事業にはFIRSTのロボティクス授業チームの支援や先生の教育が含まれ、さらに10000ドルの助成により地元のAmazonフルフィルメントセンターの見学旅行も行う。同社の倉庫には現在、計10万台あまりのロボットがいる。

FIRSTのファウンダーであるDean Kamen氏がニュースリリースでこう言っている。「われわれのロボティクス授業チームと活動をすべての学校に提供していきたいが、Amazonはこの目標の実現を助けてくれる。FIRSTでは、授業に参加するすべての子がプロになれる。FIRSTの授業には、テクノロジーやコンピューター科学や生産工程の実際を体験する実習課程もある。それによって児童生徒は前進し、イノベーションを着想することもできる」。

今年初めにAmazonは、同社の第2本社のローンチ(こちらはのちに廃案になった)の前にニューヨーク地区の教室で同社の投資によりテクノロジー教育を展開する、と発表した。左のリンクの記事は、ニューヨークのAmazon第2本社は廃案でも教育事業の方は続く、と報じている(未訳)。

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa