超音波を利用してどんなスマートフォンにも感圧機能を持たせるForcePhone

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感圧タッチ(force touch)は最新のiPhoneだけの機能かもしれないが、今やそれとほぼ同じことを、そこらのどんなスマートフォンでもできる。そんな仕組みが、ミシガン大学の工学部の研究から生まれた。

それはタッチスクリーンのセンサーをポーリングする方式ではなく、超音波を利用する。スマートフォンのスピーカーが18000〜20000ヘルツのサウンドを放出すると、それは人間の耳には聞こえないがデバイスのマイクロフォンは検出できる。ユーザーがスクリーンを押したりデバイスの本体を握ったりすると、音の性質が変わり、ソフトウェアがそれを検出する。

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でもご心配なく。音量はとても低いから、それが犬を悩ませたり、耳の鋭い青少年を困らせることはない。

Touches with different pressures don't register on the gyro or accelerometer, but are clear as day to the ForceTouch process.

ジャイロや加速度センサーはタッチの圧力を感知しないが、ForceTouchのプロセスにははっきりと分かる。

同大学の電気工学とコンピューターサイエンスの教授Kang Shinは、プレスリリースでこう語る: “特殊なスクリーンや内蔵センサーは要らない。ForcePhoneは、スマートフォンとユーザーが対話するためのボキャブラリーを増やす”。

たとえば、本体を強く握るとホーム画面に戻る、とか、何度も握ると911を呼ぶ、なんてことができるだろう。押したか・押されてないかの二値ではなくて圧力の大きさも検出するから便利だ。iPhone 6sやWacomのタブレットほど精細な感度ではないが、一種のジェスチャーとしてなら十分だ。

Shinと院生のYu-Chih Tungは、なんと、最近のバットマンの映画を見て、これがひらめいた。その”The Dark Knight”という映画では、バットマンが町中のすべての電話機を音響検出装置に換えて、ジョーカーを見つけるのだ。

“スマートフォンをソナーのように使ったらおもしろいかも、と思ったんだ。そこから、今のスマートフォンのユーザーが抱えている問題を解決するための応用に、たどり着いた”、とTungは語る。

まわりのノイズの影響を受けないか、とか、アプリとして一般公開されるのはいつごろか、なども聞いてみた(上のビデオ)。とりあえず、シンガポールで来月行われるMobiSysでプレゼンするそうだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))