AppleがSnowdenが愛用したセキュアなチャットアプリSignalの開発に関わったデベロッパーを雇用

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【抄訳】
Appleは年間を通じて多くのインターンを雇用しているが、今週はその中の一人が特別な関心を招(よ)んだ。それは、San Bernardinoの銃撃犯の一人が使っていたiPhoneにFBIがアクセスできるようにせよ、という問題の多い命令に今同社が反対している状況との、関係を匂わせるからだ。

スイスのデベロッパーFrederic Jacobsは、セキュアなメッセージングアプリSignalの開発に参加した。このコミュニケーションアプリは、NSAの内部告発者Edward Snowdenのお気に入りだった。Jacobsは今日(米国時間2/25)、クパチーノの企業にこの夏加わり、同社のCoreOSのセキュリティチームで仕事をする、と発表した。彼はSignalを作ったWhisper Systemsに二年半いて、今年初めに退社した。

[この夏AppleでCoreOSのセキュリティチームと仕事をするというオファーを、受諾したことをここに発表できることは嬉しい。]

Signalはその堅牢性が、サイバーセキュリティのコミュニティで好評だった。その一人Snowdenは、それを毎日使っている、と語った。それは、EFFの調査でセキュリティに関し高得点を上げた数少ないアプリの一つだ。AppleのFBIとの闘争でよく名前が出てくるセキュリティ研究家Jonathan Ździarskiは、各種のデータ発掘ツールで苛酷な試験をしても、ほとんど何も明かさない、とSignalを称賛している

JacobsのAppleでの役割はまだ不明だが、でも彼の雇用は同社が大きな圧力を受けているときに行われた。AppleはiOSのセキュリティを版を追うごとに強化しているが、しかし昨日のニュースでは、今あるパスコードの要らないリカバリオプションを、今後のiPhoneからはなくす、という。またiCloud上のiPhoneのバックアップは、暗号化したい意向のようだ。

なぜそうするのか? 同社は、iPhoneに保存されているデータにFBIがアクセスできるためのソフトウェアを作れ、と命令されたが、上のような措置が実行されたら、それが不可能になる。実質的に同社は、セキュリティのウィークポイントになりうるのは同社自身であることを認識した。それは、FBIが同社にデータの開示を強要できたことが証明している。FBIの要求に応じうる能力を、自分自身から取り去れば、リスクを軽減できるだろう。あるいは少なくとも、FBIは、デバイスの内部を見るための別の方法を見つけざるをえなくなるだろう。

【後略】
(以下…上の2パラグラフも含め…JacobsともCoreOSともSignalとも関係のない、Apple vs. FBIの旧聞情報のみ。)

Apple vs FBI

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa