トランプにブロックされたTwitterユーザーが憲法(基本的人権)違反で彼を訴訟

今日(米国時間7/11)提出された訴状で、一部のTwitterユーザーが、自分たちをブロックしたとして大統領を訴えている。原告はKnight First Amendment Institute at Columbia University(コロンビア大学憲法修正第一条に関するKnight研究所)となっていて、トランプはユーザーをブロックすることによって言論を抑圧し、“個々の原告の公開フォーラムへの参加に対し、主観に基づく制約を課している”、としている。

この提訴の前に同研究所は、6月6日の書簡で、一部のユーザーをブロックするトランプの決定を非難した。それを継ぐ形の今回の訴訟は、トランプのTwitterアカウントは公開フォーラムの一部であり、ユーザーをブロックすることは修正第一条の権利を侵犯し、憲法違反である、と主張している。

ニューヨーク南部地区連邦裁判所に提出された訴状は、こう訴えている:

“トランプ大統領のTwitterアカウント@realDonaldTrumpは政府に関するニュースと情報の重要なソースになっており、大統領による、あるいは大統領宛の、あるいはまた大統領に関する重要な公開フォーラムである。このフォーラムで、反対論者を抑圧する努力において被告は、大統領や彼の政策を批判したTwitterユーザーを排除し、“ブロック”した。この行いは憲法違反であり、この訴訟はその停止を求めるものである。”

訴訟は、さまざまな場面でトランプの怒りを買った7名のユーザーを代表している。たとえば@aynrandpaulryanと@joepabikeは、彼のローマ法王訪問を揶揄したツイートの後でブロックされ、別の一人は#fakeleader(偽りのリーダー)というハッシュタグで彼を批判してブロックされた。

被告としては、トランプ本人のほかに、ホワイトハウスのコミュニケーションをコントロールしているかのような報道官Sean Spicerと、ホワイトハウスのソーシャルメディアディレクターDaniel Scavinoの名も挙がっている。

一見、大げさで無理な訴件のようにも見えるが、しかしニュースや政策の多くが、コミュニケーションの規範を嬉々として踏みにじるホワイトハウスお気に入りのプラットホームからのみ散布されていることを考えると、必ずしもそうではないだろう。Twitterがホワイトハウスの公式のチャネルであり、大統領が国民に語りかける唯一の方法であることを考慮すると、この申し立ては結局、それほどクレイジーではないのかもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

TwitterがPolitwoopsへのAPI提供を再開、政治家たちの失言をまた見られる

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Twitterからの発表によると、Twitter上の政治的な失言が再び、Politwoopsに保存され見られるようになる。

Twitterは今年、Politwoopsに対して、APIへのアクセスを禁じた。それにより、政治家たちの削除されたツイートをアーカイブするPolitwoopsのサービスは、利用できなくなったようだ。オープンガバメントの活動家たちや人権団体、そしてもちろん各国のPolitwoopsサイトの運営者たちも、Twitterのこの決定を批判し、情報を知る権利は、公職にある人がそれを過去にさかのぼって編集する権利よりも強い(==“失言は失言として見せろ”)、と主張した。

10月に行われたTwitterのデベロッパカンファレンスFlightでは、CEOのJack Dorseyが、混乱を招いたことを謝罪し、Politwoopsを復活させることを匂わせた。“Politwoopsのような透明性の実現に向けて努力している団体を継続的に支えていく責任がわれわれにはある”、と、そのとき彼は語った。

今日(米国時間12/31)Twitterは、合衆国でPolitwoopsを運用しているSunlight Foundationと、そのサービスを開発したOpen State Foundationとの合意を達成した、と述べた。合意の詳細は公表されていないが、その骨子は、Politwoopsが復活する、ということだ。

Sunlight Foundationのコミュニケーション担当ディレクターJenn Topperが、声明文の中でこう述べている: “Politwoopsは、選挙の候補者も含め、公職にある人びとに、自分の発言に対する説明責任を持ち続けていただくための重要なツールだ。このたびTwitterとの合意により、合衆国および国際的に、それをインターネット上に復活できることになり、まことに喜ばしい”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。