TeslaのChief People Officer[最高人材活用責任者]で、同社の数少ない女性幹部の一人であるGaby Toledanoが、15ヶ月の長期休暇に入った。
同社はToledanoが休暇を取得したことを認めたが、復帰時期あるいはこれが永続的なものかどうかは明らかにしていない。
「以前からGabyは家族との時間を過ごすために休暇をとりたいと希望していたので、会社はそれを応援している。人事チームが彼女の職務を分担している」と同社が声明で語った。
Toledanoは2017年5月にTeslaに入社した。その前の10年間はゲーム会社のElectric Artsの経営チームに参加していた。同氏はほかにも、Siebel Systems、Microsoft、およびOracleで人事責任者を務めた。Toledanoの前任者だったArnnon Geshuriは、同社フリーモント工場の労働環境に関する苦情の中、8年間務めた。
同社の顔であるCEO Elon Muskと異なり、ToledanoはTeslaに数多くいる上級幹部の一人で公開の場に登場することはめったになかった。同社は幹部への注目を意識的に避けてきており、デザイン責任者のFranz von HozhausenとCTO JB Straubelが時折り顔を見せただけだ。
Toledanoを含むその他の幹部は、6月の株主総会でMuskに壇上に呼び出された際、珍しく公共の場に登場した。
Toledanoの休暇は、Teslaのコミュニケーションチームを率いていたSarah O’Brienの退社に続くものだ。同社の環境・健康・安全を担当するLaurie Shelby、グローバル採用担当のCindy Nicolaが残された女性幹部となった。
エンジニアリング担当副社長のDoug Fieldは、同社が説明するところの「長期休暇」を5月にとった。当時同社は「Dougは充電と家族との時間を過ごすためにしばらく休むだけだ。Teslaをやめてはいない」と言った。
Fieldは7月に同社を正式に退社した。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )