社内日報共有サービスのgamba、Skyland Venturesから2000万円を調達

社内の日報共有を効率化するためのサービス「gamba!」を提供するgambaがSkyland Venturesから2,000万円の資金を調達した。gambaは昨年12月にβ版を公開し、これまでに1,500社が登録しているという。

日報は今でも手書きで紙に書いて提出していたり、社内のメールで情報を共有していたりする企業も多いそうだ。書いても部署内で情報が共有しきれずに、ムダになってしまうこともあり、単に面倒な作業と感じている方も居る。

gamba!はこのような問題を解決するためにソーシャルネットワークベースの社内日報共有サービスを提供している。サービス内では同じグループ内のユーザーが書いた日報などがタイムライン形式で表示され、それぞれにコメントをしてフィードバックすることもできる。

ユーザーの職種としては営業が一番多いそうだが、エンジニアの数も多くの割合を占めている。というのも、GitHubやBitbucketといったサービスと連携して、レポジトリのコミット履歴を1クリックで日報に読み込むといったエンジニア向けの機能なんかも備えられているからだ。この他、Googleカレンダーからの予定取り込みなども用意されている。

gamba!のような、いわゆるソーシャルエンタープライズと呼ばれる分野では昨年6月にMicrosoftが企業内版TwitterのYammerを12億ドルで買収したことが記憶に新しい(Yammerは2008年のTechCrunch50カンファレンスでデビュー)。

アメリカでFacebookが誕生したのは2004年、Twitterは2006年で、Yammerは2008年だ。日本でもここ数年の間にさらにソーシャルネットワークのユーザーが増えた。ソーシャルエンタープライズのサービスのインターフェイスはこれらと似ている。森田氏によれば、今のタイミングなら多くの人がこういったサービスのインターフェイスに慣れているから、初期の段階でも迷わずに使えるのではないかという。