先ほどGoogleは2013年Q4の収支を報告しその内容はウォール街の予測にほぼ沿うものだったが、1株当たり利益は予測を下回った。これはMotorolaの損失が前年同期の2倍と予想以上に振るわなかったためだ。
過去3ヵ月間に同社は、売上168.6億ドル、純利益33.7億ドルを記録した。非GAAP1株当たり利益(EPS)は12.01ドル、GAAP EPSは9.90ドルだった。
「2013年を再び勢いと成長の四半期で終えることができた。Google単独の売上は前年比22%増の157億ドルだった」とGoogle CEOのLarry Pageが声明文で語った。「われわれは幅広い製品の改良および事業目標において大きな成果を上げた。引き続きユーザー体験に全力を注ぐことで、人々の生活を改善していくことを楽しみにしている」。
収支報告前には多くのアナリストたちが、同社の1株当たり利益はモバイルとYouTubeの広告売上に支えられて約16%上昇すると予測していた。アナリストの総意は、Googleの売上を167.5億ドル(前年比37.8%アップ)、1株当たり利益を12.26ドルと予測していた。
昨期は、売上148.9億ドル、純利益29.7億ドル、EPS 10.74ドルだった。
Googleは直近の3四半期連続でウォール街の予測を上回っており、主にこれはAdWords拡大キャンペーンの売上好調によるものだ。しかし全体では、Googleの広告成績を測る鍵となる指標であるクリック単価が、Q3には4%、前年比では8%ダウンと減少傾向にある。一方有償クリックは、Q3に8%、前年比26%増加している。今期(Q4)の有償クリック数は31%増、クリック単価の減少は2%に留まった。
4Qのトラフィック獲得コストは33.1億ドルと、前年同期の30.8億ドルから増加した。これはGoogle全売上の24%に当たる。前年は25%だった。
ここ数週間のGoogleは特に興味をひいていた。32億ドルでNestを買収したことを発表し、つい昨日には(今日の収支報告に合わせたに違いない)Motorolaの大部分をLenovoに売却することを表明した。
Motoralは、2012年にGoogleが買収して以来損失を出し続けてきた。昨四半期の経常損失は2.48億ドルで、今期は12.4億ドルを売上げたが3.84億ドルの損失だった。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook)