Googleの初心者向けコーディングクラスのGrasshopperがデスクトップ向けにも登場

Google(グーグル)は米国時間10月8日、初心者にプログラミングを教えるためのツールのGrasshopperがウェブベースのアプリとして、デスクトップでも利用できるようになったと発表した。Grasshopperは2018年にArea120からAndroidとiOS向けのモバイルアプリとしてローンチされ、それ以来数百万人によりダウンロードされたという。

デスクトップの大画面かつキーボードから利用できるようになったことで、デスクトップアプリによるコードの学習は、モバイルアプリよりもずっと簡単になった。例えば、デスクトップアプリではインストラクションやコードエディタ、結果のエリアを並べて表示できる。

Googleはさらに、Grasshopperに変数、演算子、ループなどの基本的なトピックの基本クラスに、2つの新しいクラスを追加した。新しいクラスは 「Using a Code Editor」 と 「Intro to Webpages」 で、HTMLやCSS、JavaScriptについてさらに学べる。

なぜ「Using a Code Editor」のクラスが有用なのかというと、最初のコースでのコーディング作業のほとんどは手作業でコードを入力するよりも、短いコードをクリックして正しい順序に並べることが多いからだ。

すべてのコースを修了すると、ユーザーは簡単なWebページを作成できるようになり、さらにCodecademyなどの他のプラットフォームでより難しいコースを受講できるようになる。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

SpaceX、打ち上げロケットの回収に再度成功(地上への再着陸は2度目)

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SpaceXが、再びロケットの回収に成功した。回収の成功は5度目となる。

Elon Musk率いるSpaceXがケープ・カナベラルより打ち上げた2段式のFalcon 9は、1段目のロケットを無事地上に再着陸させた。地上に再着陸させるのは2度目のことであり、洋上の無人船への着陸を含めると5度目のロケット回収となる。

Falcon 9の一段目は、打ち上げの8分後にフロリダのケープ・カナベラルにある「Landing Zone 1」に着陸した。

SpaceXはこれまでに、4度連続でロケットの回収に成功している。1度は地上への最着陸で、あとの3回は海上の無人船への着陸だった。今回行った地上での再回収は、12月以来となるものだ。

ふつうに考えれば地上での再回収の方が容易であるように思える。陸上に歳着陸する方が、着陸地点が圧倒的に安定しているからだ。また、低層への打ち上げ時には、海上最着陸を行うために、わざわざ海上に移動するための時間やエネルギーがかかることになるからだ。

しかし、実は陸上への最着陸がいつでも可能というわけでもないのだ。本日の打ち上げは、SpaceXにとって本年7度目の打ち上げとなるものだったが、これまでの発射では陸上への最着陸を行うことはできなかった。今年最初の機会に陸上再着陸を試みてみごと成功したわけだ。

今回の発射は他のケースと何が異なっていたのか。まず今回のロケットは2段目を低軌道に打ち上げることが目的だった。そのおかげで第1段ロケットをより簡単に地上に向けて誘導することができたのだ。

商用衛星の打ち上げなど、たいていの場合は、2段目のロケットをより高い軌道により高速で打ち上げることが望まれているのだ。当然ながら第1段ロケットも高速で遠くまで移動することとなり、地上に誘導するためのエネルギーなど残っていない場合が多いのだ。そうしたケースに対応するため、SpaceXは海上の無人船によるロケット回収に力を入れているのだ。

なお、今回の打ち上げは、再着陸を行うことを第一の目的に打ち上げてみたものではない。主目的はSpaceXのドラゴン宇宙船により、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を届けることが目的だったのだ。9度目の補給ミッション(CRS-9と名付けられている)にて、ドラゴン宇宙船は5000ポンド近くの貨物および研究実験機材を届けることになっている。

ドラゴン宇宙船は7月20日にはISSに到着する予定だ。ドラゴン宇宙船の帰還時には、ISSから地球に戻す必要のある物資を積載してくることになっている。現在、与圧環境でISSからの物資を運べるのはドラゴン宇宙船だけであり、その果たすべき役割は多い。

SpaceXは、ロケットの1段目を再利用可能として、ロケット打ち上げにかかる費用を抑えようとしているわけだ。回収したロケットの再利用はまだ行われていないが、Muskによれば9月ないし10月にはロケットの再利用を行いたいと間gな得ているのだそうだ。

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(翻訳:Maeda, H