中小企業向けに保険を提供するHuckleberryがバークシャー・ハサウェイと提携

中小企業向けにさまざまな保険を提供するインシュアテック企業のHuckleberryは、Berkshire Hathaway GUARD(バークシャー・ハサウェイ・GUARD)との提携を発表した。同スタートアップにとって、これはこれまでで最大規模の提携となる。

Bryan O’Connell(ブライアン・オコンネル)氏が共同設立したスタートアップであるHuckleberryは、この1年でいくつか大きな動きを見せた。同社は2017年に、オンラインポータルを介して中小企業に労働者災害補償保険と一般賠償責任保険を提供し、これらの企業が適切な保険を探し出す際の手間を大幅に削減した。

サンフランシスコを拠点とするHuckleberryは2020年、物理的な拠点を倍増させ、サイバー保険、自動車保険、アンブレラ保険など、5つの新しい保険を商品群に加えた。

さらにHuckleberryはニューヨークに移転し、オハイオ州コロンバスにもHQ2と呼ばれるオフィスを開設している。オコンネル氏によるとニューヨークへの移転は、フィンテック分野の人材が急増している同地域でこのスタートアップを位置づけるためだという。

この新しいパートナーシップと過去1年間のHuckleberryの成長により、新たなチームメンバーを迎え入れ、2022年初頭までに100人体制にする計画だ。さらに、Bill Kaper(ビル・ケイパー)氏がCTO(最高技術責任者)として就任した。ケイパー氏はRoot Insuranceでエンジニアリング担当バイスプレジデントを務め、200人以上のエンジニアからなるチームを監督していた。Huckleberryはまた、元JettyのBraden Davis(ブレーデン・デイビス)氏を最高保険責任者に指名した。

同社は2019年12月にシリーズAで1800万ドル(約20億円)を調達しており、これにはTribe Capital、Amaranthine、Crosslink Capital、Uncork Capitalなどが参加している。

新規雇用とバークシャー・ハサウェイとの提携による勢いで、Huckleberryはより高リスクな保険カテゴリーに進出できるだろう。

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タグ:Huckleberry保険Berkshire Hathaway

画像クレジット:Huckleberry

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(文:Jordan Crook、翻訳:塚本直樹 / Twitter