ヨーロッパと南北アメリカでプログラミングブートキャンプを提供しているIronhackは、最新の資金調達ラウンドで2000万ドル(約21億円)を調達した。
アムステルダム、バルセロナ、ベルリン、リスボン、マドリード、メキシコシティ、マイアミ、パリ、サンパウロにも拠点を置くマイアミベースのIronhackは、この資金を使って同社のキャンパスを補完し、より多くのバーチャルなサービスを構築すると述べた。
Ironhackの共同設立者であるAriel Quiñones(アリエル・キニョネス)氏によると、今後5年間で米国のテック産業に1300万人の雇用が追加されるという。これに加えてEUのテクノロジー部門の成長により、さらに2000万人の雇用が増えると同氏は予想している。
この成長から恩恵を受けるブートキャンプはIronhackだけではない。2020年にLambda Schoolは、コーディング教育プログラムのために7400万ドル(約77億円)を調達している。
Ironhackの最新ラウンドはEndeavor Catalystから資金を調達した。Endeavor Catalystは新興市場や十分なサービスを受けていない市場の起業家に投資するファンドである。同社は教育テクノロジーの長い歴史を持つ投資家によって設立されたLumos Capitalや、スペインのインパクト投資会社のCreas Capital、ヨーロッパのエデュテック企業のBrighteyeに投資している。
Ironhackのクラスの価格は国によって異なる。米国では同社のブートキャンプは1万2000ドル(約120万円)だが、メキシコシティでは3000ドル(約31万円)だ。
声明によると、同社はウェブ開発からUX / UIデザイン、データ分析、サイバーセキュリティに至るまで、さまざまなテーマの授業を提供している。
Ironhackの共同創設者であるキニョネス氏は「実践的なスキルトレーニング、支援的なグローバルコミュニティ、キャリア開発プログラムがあれば、学歴や職歴に関係なく、誰もがテクノロジーを使って自分の物語を書くことができます」と述べた。
2013年の設立以来、Ironhackは8000人以上の卒業生を送り出して、2020年7月時点のデータによれば就職率は89%に達している。プログラムの卒業生を採用した企業にはCapgemini、Siemens、Santanderなどがあると、同社は述べている。
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(翻訳:塚本直樹 / Twitter)