今日(米国時間12/8)、アメリカ人として史上初の地球周回軌道を飛行した元宇宙飛行士のジョン・グレンが亡くなった。95歳だった。グレンは宇宙に行った人間として最年長だった。
グレンは1週間前に体調を崩してオハイオ州立大学のジェームズ癌病院に入院していた。ただし死因がなんであったかはまだ明らかでない。グレンの逝去は大学のプレレスリリースによって確認された。
グレンはアメリカ海兵隊の戦闘機パイロットとして第二次大戦と朝鮮戦争を戦った。その後優秀な操縦技術を買われて他の6人のパイロットと共にアメリカの宇宙計画に参加した。7人はマーキュリー・セブンとして知られるようになった。グレンはこのグループの最後の生存者だった。
1962年2月20日に5時間におよぶの軌道飛行に成功するとグレンは一躍英雄となった。ジョン・ F. ケネディ大統領はNASA勲功章(Distinguished
Service)を授与した。
36年後、1998年10月29日にグレンは77歳でスペースシャトル・ディスカバリーに搭乗し、宇宙に出た最年長の人物となった。
この2界の宇宙飛行の間の期間、グレンはオハイオ州選出の上院議員に選出され1974年から25年アメリカに尽くした。ディスカバリーでの宇宙飛行の1年後にグレンは上院から引退した。この年、NASAはオハイオ州クリーブランドの研究センターをグレンにちなんでジョン・H. グレン研究センターと改名した。
グレンは歴史的な宇宙飛行の成功と上院議員として長年にわたってアメリカに貢献したことで長く記憶されるだろう。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)