スタートアップ御用達のコーヒーメーカー、キューリグが700万台リコール―火傷のおそれあり

Keurigは大量のプラスティック廃棄物と少量のコーヒーを産み出す器具のメーカーだ。さらに自社が販売する専用フィルターを使わせようと一種のDRMを考案したが、即座にハックされてしまったことでも知られる。

さてそのKeurigが700万台にも上るコーヒーメーカーをリコールしている。一部のマシンが消費者を火傷させているからだという。このコーヒーマシンはほとんどすべてのスタートアップ・オフィスの標準備品だ。実はTechCrunchにも1台ある。

米国消費者製品安全委員会によれば、 欠陥マシンの場合、「過熱して熱湯が噴出し、消費者を火傷させるおそれがある」ということだ。

Keurigにはこれまでに約200件の「熱湯が噴出した」という報告が寄せられており、そのうちの半数が火傷に結びついたという。

問題のマシンはKeurig MINI Plusコーヒーマシンで、2009年以来製造販売されている。外観は下の写真のとおり。

Keurigのコーヒーマシンが身近にある読者はこちらでリコール対象製品かどうかチェックできる

画像:m01229/Flickr UNDER A CC BY 2.0 LICENSE

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


生豆のローストからはじめて14分でコーヒーを淹れてくれるBonaverde

わずか14分間にナマで緑色のコーヒー豆をローストして、そしてその豆を使ってコーヒーを淹れるための機械であるBonaverdeのファウンダーたちが、13万5000ドルの資金調達を目指して、Kickstarterキャンペーンを立ち上げた。

このキャンペーン、本稿執筆時点では8日間を残して既に46万5475ドル(訳注:翻訳時点では48万2000ドル以上)を集めている。かなりの人気であるようだが、いったいどういうマシンなのか、ファウンダーのHans StierおよびFelix Artmannに話をきいてみた。単においしいコーヒーをただで飲みたかっただけだろうと言われれば、その意図があったことも否定はすまい。

使い勝手の面で言えば、もしかするとブラックフライデーにお父さんのためにと購入したかもしれないコーヒーメーカーと同じような感じだ。まあ掃除には少々手が掛かるかもしれないが、決して難しいわけではない。上の穴からナマのコーヒー豆を投入して「On」ボタンを押す。するとあとはマシンがやってくれる。ローストして、適切な温度になるまで待ち、そして豆を挽いて、そしてコーヒーを淹れてくれる。

ナマの豆を使うメリットは、新鮮さを保てるところにある。数ヶ月は持つので、通常のロースト済みコーヒーに比べると、長い間にわたって豊かな香りを愉しむことができる。もちろんこれがBonaverdeのアピールポイントのひとつとなっている。一部の専門家からは、ロースト後にはしばらく時間をおいてから挽くべきだとする人もいるが、とくに雑味などもなくおいしく淹れられるように思う。もしどうしても気になるようならば、ローストしてからしばらくおいておくことも、当然できる。

Kicksterterでのキャンペーンがうまくいけば、Bonaverdeは生のコーヒー豆販売サイトも立ち上げる予定になっている。コーヒー農家と消費者が直接に繋がるような仕組みもできあがるわけだ。また、豆以外にも、おいしいコーヒーを飲むのに必要なものを販売していきたい考えもあるそうだ。

ちなみにビデオ中のコーヒーメーカーはプロトタイプだ。実際に世にでるときは、もっと洗練された外見になる予定なのだそうだ。

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(翻訳:Maeda, H