LINEが独自のスコアリングサービス「LINE Score」を開始

LINEは6月27日、独自のスコアリングサービス「LINE Score」を開始した。同社の代表取締役社長CEO、出澤剛氏が当日開催されていたLINE CONFERENCE 2019のキーノートで発表した。出澤氏いわく「使い方は簡単」だが、発表中、LINE Scoreを操作する同氏は少し手こずっていた。

LINE代表取締役社長CEO、出澤剛氏

LINE Scoreでは、LINE関連サービス上の利用傾向や属性等に関する質問の回答データを用いて、100点から1000点でスコアが算出される。ユーザーはスコアに応じた特典やキャンペーンなどのベネフィットを利用できる。例えば、LINE Payでは一定以上のスコアでマイカラーがアップする。

ベネフィット提供企業は、「今後順次開始予定」の社も含め以下のとおりだ。

LINE SCOREは、AIを活用したLINE独自のスコアリングモデルを活用する。LINEウォレットのタブからLINE SCOREを選ぶことで、利用することが可能。

スコアを算出後、追加で質問を答えると加算され、その後はLINE上のアクションをベースに定期的にアップデートされる。

LINEは今後、ベネフィット提供の企業を増やしていく。また、ベネフィットのひとつとして個人向け無担保ローンサービス「LINE Pocket Money」を今夏ローンチ予定だ。LINE Pocket Moneyではユーザーが得たスコアに応じ、貸付利率(年率)と利用可能額が決まる。

出澤氏はLINEの通話やメッセージの内容はスコア算出元のデータには含まないと話し、「ユーザーの同意が必須」と強調していた。