数週間前にGawkerがスクープしたところによると、Uberの売上は毎週2000万ドルにもなるらしい。
それでもピア・ツー・ピア交通サービスの分野でUberが決定的な勝者になったわけではない。この市場全体が急成長中であるし、Lyftのような有力ライバルも現れているからだ。Uberが革新的なリムジン・サービスとして始まったのに対し、Lyftはオンデマンド・カーシェアリング・サービスとしてスタートした会社だ。Lyftの共同ファウンダー、John ZimmerがTechCrunchの取材に対して明かした統計によると同社は毎週6%という驚異的な率で成長を続けている。
この週間成長成長率はUberの2.8%の2倍以上になる。この1年でLyftは20倍以上に成長した。
“Zimmerは「リムジン・サービスなど高価格帯のサービスの勝者はUberになるかもしれないが、より手頃な価格のピア・ツー・ピア交通サービスの部門はまた別だ」と語った。“Lyftはすでにこの分野のリーダーであり、オンデマンド交通サービス全体えも圧倒的な成長率を誇っている。
Lyftの売上がもともと小さいから成長率が高く見えるのは当然だと思われるところだが、Lyftによると、週間売上はUberの全サービスの売上合計の3分の1に達しているという(Uberが35億ドルの評価額最新の資金調達をした際の数字)。
Zimmerが明かした売上ダッシュボードの数字によれば、Lyftの売上は通年換算で1億ドルに届く。
われわれの推計ではUberの年間売上総額は10億ドル程度で、Lyftの10倍になる。またファウンダー、CEOのTravis KalanickによればUberは展開中の多くの都市ですでに1億ドルの売上を達成しているという。
Uberはリムジン、タクシー、ピア・ツー・ピアのカーシェアリング、SUVなど幅広いサービスを提供している。またUberは国際展開も進めており、24カ国の66都市でサービスを提供している。Lyftはアメリカ国内でサービス提供は20地域だ。
この他にもスマートフォンから呼び出せるオンデマンド交通のスタートアップとしてはSidecar、Hailo、Gett、それに中国の Didi Dacheなどがある。しかしこうしたスタートアップはLyftとUberに比べれば桁違いに小さい。
しかし両社の競争は次第に激しさを増している。LyftのドライバーがUberに鞍替えすると50ドル分のガソリン・クーポンが渡されるなど、UberはLyftからドライバーを奪うための攻撃的キャンペーンを展開中だ。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)