退屈になりがちなプレゼンテーションを、Q&Aやリアルタイムの投票などの対話的アクションで活性化するGlisserが、シード資金として100万ドルを獲得した。そのWeb上のサービスは、プレゼンのオーディエンスがスライドをソーシャルメディアに保存共有できるなど、そのほかの活性化機能もサポートしている。
Glisserのシードに参加した投資家は、Downing VenturesとLondon Co-Investment Fund、および匿名のエンジェル数名だ。得られた資金により、このロンドンのスタートアップは、ニューヨークにオフィスを持ちアメリカに進出したい、と考えている。
GlisserがこのWebサービスを立ち上げたのは2015年で、今ではAmex, Visa, Bloomberg, UBS, 政府の省庁など、およそ100の顧客を抱える。また、個人ユーザーのプレゼンターもおよそ1万名いる。
同社はこの夏、Microsoftの著名なプレゼンテーションソフトPowerPointとの統合化機能を加えて、MicrosoftのLondon Accelerator事業に参加した。今日(米国時間10/10)一般公開されたそのPowerPointアドインにより、PowerPointを使ってプレゼンしている人たちも、対話的な機能を活用できる。
“これにより、プレゼンターやイベントの主催者は、PowerPointでプレゼンをしながら、新しいコンテンツをアップロードすることもできる”、と同社は言っている。
Glisserの機能を統合したPowerPointのユーザーは、投票やライブのQ&A、オーディエンスのデバイスへのスライドの共有、オーディエンスのアナリティクスやフィードバックといった対話的機能を利用できる。
ユーザーであるプレゼンターは自分のスライドをGlisserのクラウドへアップロードし、そのプレゼンのURLをもらう。そしてプレゼンターとプレゼン参加者の両方が、そのURLを開いて対話的活動を行う。