CGIは初期のモノクロ画面のJar Jar Binksのシミュレーションやグリーンモニタ上のKing’s Landingなどに比べると驚異的に進歩した。その進歩には、このビデオも加えるべきだろう。プロデューサーでテクニカルディレクターのNobumichi Asai(浅井宣通)は、Omoteと名づけた投射技術により、生きているモデルの顔にメークアップを投射する。
最初ふつうのメークをしているモデルが、ドラマチックで、花道を歩く歌舞伎役者のようなお面になる。“なにこれ、セルフィーの上にランダムなメークをのせるアプリとおんなじじゃない”。ところが、モデルの顔が動くと、この技術の精度のすごさがわかる。“電子メークアップ”などという、安易な言葉では言い表せない。
ご覧になるとわかるが、次々と変わる顔の変化は、実にすばらしい。
OMOTE / REAL-TIME FACE TRACKING & PROJECTION MAPPING. from something wonderful on Vimeo.
Asaiは詳しい技術を明かしていないが、SlashGearの記事によると、動きに合わせてリアルタイムでフェイスマッピングをやって、いろんなデザインを顔の上に正確に投射しているのだろう、という。AsaiがCGIを作るのはこれが初めてではないが、動いているオブジェクトの上のCGIは、ごく最近の挑戦のようだ。
[出典: SlashGear]
[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))