任天堂は2017年3月にリリースが予定される次のコンソール機のスイッチで面白いことをしている。スイッチは、内蔵の720pディスプレイを使用してモバイルゲームデバイスとして動作させることもできるが、自宅のテレビに接続するデバイスにドッキングすると、ホームコンソールとしても機能する。このたび開発者向けハードウェアに基づく新しい詳細が浮かび上がってきた。ドックモードでは、スイッチがタブレットとして動作している場合と比べて、グラフィック処理能力が約2倍になる可能性があるのだ。
Eurogamerが流出したスペックシートに基づいて報告したところによれば、CPUの消費電力はモードをを問わず一定だが、GPUはドッキングされていない状態で307.2MHz、ドッキングされた状態で307.2MHzまたは768MHzで動作することが分かった。
そのことは、外出時に比べて自宅で遊ぶ時には開発者がゲームをアップスケールするオプションがあることを理論的には意味している。例えば、ドッキングしたときにフル1080pの解像度を提供することもできるし、詳細レベルを上げることなどに追加の能力を活用してグラフィックを改善することもできる。
もちろんそうせずに、開発者は両者のパフォーマンスを一致させることもできるようだ。本質的に両モードで物事を一貫して維持することは、開発を容易にする。Eurogamerによれば、モバイルまたはドッキング仕様のどちらをターゲットにしているかにかかわらず、スイッチはグラフィック機能の面でのWii Uを超えることが期待できるようだが、PlayStation 4やXbox Oneといったライバルたちを凌ぐことはないだろうということだ。
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(翻訳:Sako)