Googleは今日(米国時間6/20)、他のクラウドからデータをインポートするツールOnline Cloud Importを立ちあげた。AWSのストレージサービスS3や、そのほかのHTTP/HTTPSサーバからGoogleのCloud Storageへの乗り換えを勧誘することがねらいだ。今現在はユーザ数を制限したプレビューなので、使ってみたい人はここで登録をする。
Google、Microsoft、Amazonなどを筆頭として今はクラウドコンピューティングサービスの競争が激しくなっているので、デベロッパは多くのイノベーションと料金の値下げという漁夫の利を享受している。多くのサービスが、自社プラットホームへのロックインはない、と宣伝しているが、引っ越しはそれほど簡単ではない。
それはまだ当分変わらないと思われるが、しかしOnline Cloud Importは、AWSからGoogleのCloud Platformへのデータの移送は、同社の“高性能なネットワークにより”容易である、と主張している。
このツールはGoogle Cloud Storageへ単純にデータを転送するだけでなく、バックアップのセットアップもする。また、ファイル作成日やファイル名などでフィルタリングして、特定のデータだけを移送することもできる。
また、当然かもしれないが、S3(など)からGoogleへ、という移送は行うが、その逆はサービスしてくれない。
Googleのデータインポートツールは前からあるが、ユーザフレンドリな、という形容詞を付けられるのは今回のが初めてだろう。10TB未満のデータ転送には、コマンドラインツールgsutilを使うことを、Googleは推奨している。またデータ量が数百テラバイトを超える場合は、ハードディスク本体ををGoogleのアップロードセンター(スイス、日本、インド、合衆国)に送るべきだ。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))